「オイルダイエット」をご紹介します。
フランス語で「セトジェーン」といって、やり方次第ではすごい効果があります。
ちょっとお腹や背中に脂肪がついてきたと感じていれば、有効なタイミングなのかもしれません。
今回ご説明するのは脂質を制限するダイエットではなく、脂質を沢山摂取して瘦せるというものです。
脂質制限ダイエット、糖質制限ダイエット、ハイパープロテインダイエットもあります。
いろいろやって効果がなかったという方は、このセトジェーンダイエットで効果があるのかもしれません。
理論を調べましたので、お話ししたいと思います。
悩んでいる方がいれば、実行してみると効果を感じるのではないでしょうか。
オイルダイエットを見ていきましょう(^^♪
オイルダイエット、脂質で脂肪を無くすセトジェーヌとは
まずは、このセトジェーヌの論理をご紹介します。
セトジェーヌは「cétogène」と書きます。脂質を多く取り入れるオイルダイエットです。
セトジェーヌダイエットとも言われ、ご飯やパンやスパゲッティなどの炭水化物を摂取しないことで、糖質を極端に減らし、その代わりに脂質を多く取り入れることで、瘦せていくというダイエットです。
オイルダイエットとも言われるのは、オリーブオイル、バターなどがメインに摂取するからです。
最初このダイエットは、子供の癲癇の症状の治療に使われていました。
すべての癲癇の症状にたいして、炭水化物ダイエットが有効というわけでなないのですが、症例として、糖を極端に減らし脂質を多く摂取をすることで、癲癇の症状が治った例があったのを応用したということです。
その研究が行われていたのと同時に、痩身の効果も発見され、循環器系の病気や症状、特に、糖尿病などの治療に使われ始められました。
脂質を多く摂るのが、何故脂肪の撃退に有効なのかと、疑問に思いますよね?
なぜセトジェーヌダイエットが成立するかというと、極端にご飯類やパンなどの炭水化物、また砂糖などの糖質を摂取しなくなると、体が「断食」した時と同じ状態になります。
断食した体に、脂質を多く送り込むことで、脳が糖がなくなったことを認識し、脂肪をエネルギーとして消費していくことで、瘦せていけるというものです。
オイルダイエットのセトジェーヌの効果は?
メタボの問題がない若い時はダイエットなど考えなくても、太ることはほとんどありません。
いつしか、体のメタボが悪くなる中年になると、沢山食べなくても太ってしまいます。
その働きを考えてみましょう。
炭水化物と砂糖が太る原理
3大栄養素の
- タンパク質
- 炭水化物
- 脂質
はバランス良く食べるようにと、いろいろな文献で説明されています。
バランスを良く食べていても、それが30代くらいから徐々に体型が代わり、50代ともなると、少しずつぜい肉がついてきます。
ダイエットには何種類もあり、どれで成功するかは人それぞれの体質があると思いま~す。
炭水化物ダイエットは確かに効果的です、ご飯やパン、甘い砂糖も食べないで、野菜とお肉や魚を食べていれば、瘦せられます。
しかし、ご飯やパンを食べないのは辛いですし、まして全く食べないとなれば、倒れてしまいます。
太る原因は、最終的に糖質となる、炭水化物と砂糖と果物です。下の図では右下の糖質の部分で、ここに砂糖と果物も同じ分類で入ります。
糖質を多く摂取するとなぜ脂肪がついてしまうかは、
ご飯やパン、スパゲッティなどを沢山食べると、これらの炭水化物が糖質と変換し、
- 筋肉
- 肝臓
- 細胞
の順番で糖質がそれぞれの場所に運ばれます。
筋肉や肝臓で貯蔵できない糖質があると、細胞にまで運ばれます。
ここで、筋肉と肝臓で終わっていると肥満にはならないのですが、細胞まで運ばれるレベルまでいくと、太っていきます。
炭水化物類を食べなけらべ問題はないのですが、ご飯なしの食事は辛いですし、たまには砂糖の入ったお菓子も食べ過ぎて太ってしまいます。
では、炭水化物と砂糖を食べないで、お腹がすいた状態にならないというのはあるのでしょうか?
脂質(オイル)で瘦せていく原理
炭水化物ダイエットをすると、実際に瘦せていきますが、食べないのは続きません。
そこで、お腹が空かないように、炭水化物の代わりに脂質を摂取すると、実際には瘦せていきます。
3大栄養素のそれぞれの働きは、
- 脂肪 (皮膚の保護、体温の維持)
- 炭水化物 (筋肉や脳の動力源)
- たんぱく質(体の組織や抗体の原料)
ですが、炭水化物を少なくした分、脂質を多く摂ります。
考え方は、「LCHF=Low carb high fat」と言って、「低炭水化物、高脂質」です。
脂質である、バターやオイル、脂肪分のあるお肉や刺身のトロなどは、食べるとお腹がすきません。
まして、人によっては、食べすぎると「胸焼け」がするなどもあります。
実際に油分の多いものは、食べ過ぎは難しいです。
ですので、胸焼けがするので、そう沢山は食べられないというのもありますし、肉や魚はいままで通り食べて、ご飯やパンを減らした分だけ、バターやオイルや生クリームを多くすると、本当に体は瘦せていきます。
脂質は脳の好物で、脂質が入ってくるとどんどんエネルギーとして、消費してくれます。
セトジェーヌダイエットの弊害はないのか
全くないとは言い切れません。
実際に3大栄養素は、それぞれ、バランス良く食べるというのが基本です。
また、最初にご説明しましたように、このセトジェーヌダイエットは、癲癇の症状の改善に使われた特効ダイエットでした。
つまり、医学的な見地から、医師がメニューを考えて、患者さんへアドバイスを行って、グラム単位で考えたメニューを作っていたのです。
また、成長期の子供は、今後大人になる前の大事な体です。ダイエットをして、制限することや、過大に一つの栄養を摂取するには、医学的にも進められていません。
実際にこのダイエットの弊害として、
- 吐き気
- 頭痛
- 疲れ
- 集中の低下
- 便秘
などがあることがわかっています。
ですので、行うとするれば、1年ずっと行うというよりも、1か月とか2月とか、大人が短期でこのダイエットを行うのが良いです。
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管理人のセトジェーヌダイエットの効果
管理人がこのセトジェーヌダイエットを知ったのは、いまから約1年前です。
行うことにした理由は、運動ができない時は、やはり太るようになったからです。
他の「中年太り」の記事でも、いろいろな方法をご紹介しました。
また、骨粗鬆症対策も並行して行わないといけないという思いもありますし、太ると色々な弊害がでてしまいます。
それで、脂質を多くとり過ぎて、バランスが悪くないのかについては疑問がありましたが、1か月行って瘦せました。3キロの減量です。
ただ、長く行うのは良くないと複数の医師のサイトに書いてありますので、毎月おこなわないで、各月で行うのがいいかと思っています。
セトジェーヌダイエット(オイルダイエット)のメニュー
ダイエットといっても、空腹感はありません。なにせ、脂肪分の油はむっとします。
このセトジェーヌダイエットは、脂肪分を食事全体の9割までもっていく人もいるそうです。
しかし、そこまでやりたくありませんでしたので、ご飯を1日1膳(半膳を朝と昼の2回)にした分、脂肪分を多くするなどです。
バターを食べてもいいので、その代わりにパンは食べれませんので、野菜もお皿の半分くらいになるように、特にブロッコリーやピーマンのソテーなどです。
このような食事で、1か月で3キロも自然に瘦せましたので、炭水化物を少なくするのは効果大です。 炭水化物も最終的には砂糖と同じことですので、甘い砂糖を食べなくても、ご飯を毎食大盛り1膳も食べると、瘦せないと感じています。
それと、血液検査は年に2回行っています。野菜を多く食べているせいもあってか、異常もないのです。
まとめ
いかがでしょうか、オイルダイエットのセトジェーヌダイエット。
行う前は、脂肪分を多くするのはどうなのかと思っていましたが、食事内容も和食が中心で、そう変化もなく、これで3キロもやせるのかと感心しました。
要は、炭水化物をいかに抑えるかです。
中年になって、体重がなぜか増えるときがありますので、そんな時はこのダイエットは効果的かもしれません。
また、瘦せたからと言って、運動をしなくてもいいというわけではなく、毎日か1日おきの30分の散歩は、ホルモン分泌のためにも、また骨粗鬆症対策にも大事です。
瘦せるとやはり体が軽くなって気持ちがいいです。
ご心配な方は、医師に相談して行ってください。
【参考資料】