ブリオッシュには実際に沢山の種類があります。
改めて考えると、「ブリオッシュとは何?」とおもいます。
一見するとブリオッシュはパンにも見えますが、「これは何?」と思うほどにているのもあり、簡単な答えもないですよね。
改めて、ブリオッシュとは何なのか、色々なタイプのブリオッシュを見ていきましょう(^^♪
ブリオッシュとは何?
「ブリオッシュとは何?」というと、バターや砂糖が沢山入ったふっくらしたパンなのです。
ところがパンとは違います。
食パンとブリオッシュは違いますし、食パンとヴィエノワズリー(クロワッサンなど)も違います。
ブリオッシュとはどんなものなのでしょうか。
ブリオッシュの帽子の形
ブリオッシュと言えば、この「上に帽子が乗っている」、この形でお馴染みです。
しかし、ブリオッシュには形も色々あります。
パンの違いははっきりしないものもあります。
ブリオッシュと他のパンとの違い
ブリオッシュを他のパンとでカテゴリー別にすると、
- ブリオッシュ
- 食パン
- デニッシュ(ヴィエノワズリー)
があり、
食パンのパンドゥミとの違いはというと、
ブリオッシュと食パンの違い
フランスの食パン「パン・ドゥ・ミ」は、見た目がこんな感じです。
中もパン・デゥ・ミは白いですが、
ブリオッシュは黄色がかっています。
材料面ではどうなのでしょうか。
ブリオッシュとパンの材料の違い
ブリオッシュと食パンの材料はかなり違います。
食パンなら、強力粉と水とベーキングパウダーと塩だけなのに、一般的なブリオッシュの材料は
- 小麦粉 300グラム
- 卵 3個
- 牛乳 30グラム
- 砂糖 100グラム
- バター 150グラム
- パン屋さんの酵母 15グラム
- 塩 5グラム
となっており、
卵、砂糖、バターが多いですね。
驚きなのは、そのバターのたっぷりな量です。
では、ブリオッシュに似ている他のパンには?
ブリオッシュとヴィエノワズリーとの違い
ブリオッシュとは別に「ヴィエノワズリー」があり、日本のデニッシュに似ているパンがあります。
このヴィエノワズリーのカテゴリーに「クロワッサン」も入ります。
ヴィエノワズリーをデニッシュといっているのは、英語読みです。
フランスでは何せ、ブリオッシュの種類がたくさんです。
形別のブリオッシュの種類
1.長方形ブリオッシュ
名前は単に、ブリオッシュで、特に○○ブリオッシュとしては出ていません。
これもスタンドダードなブリオッシュです。
2.丸形ブリオッシュ
そのほかに、そのままかじりつける丸形のブリオッシュがあります。
ザラメのようなお砂糖やチョコレートがふってあるものもあります。
3.ブリオッシュ・ムスリン
丸いのとは対照的に、背が高いブリオッシュです。
ムスリムというのは、沢山空気をいれて発酵させた生地を使って作ります。しっとり感というよりは、あっさり感が強いブリオッシュです。
4.ブリオッシュ・ファユテ
ファイユテは、葉っぱのようというみで、生地をのして、伸ばした生地を型にくるくる丸めて入れて焼き上げています。
焼き上げる前に、卵をはけで塗ります。それでこのような光沢がでます。
バターが濃厚で、やはり美味しいですね(^^♪
では、ブリオッシュの断食をご紹介します。
ブリオッシュと断食の関係
ブリオッシュは一般的に、日曜の朝食や、おやつとして食べますが、宗教的に「断食後に食べる」という習慣もあります。これはキリスト教の「カレム」という断食期間に関係するものです。
カレムの間は、全く食べないわけではなく、1日1食で、それも肉類は食べることができません。
フランスでは、謝肉祭の最終日の前日が『マルディグラ Mardi Gras』と呼ばれる日ですが、キリスト教徒は、まずこの日に「貯め食い」をします。
その翌日からが「カレム」の断食期間となり、これがイースター(復活祭)まで続きます。
イースターの日に断食期間が終了し、いよいよブリオッシュを食べるのです。この時は日本のお正月のようにご馳走をいただきます。
断食をする信仰があるなしはべつにして、飢餓からフランス革命がおこりました。
フランス革命以前、王妃マリーアントワネットが住むベルサイユ宮殿に、「パンをよこせ」と怒り狂った民衆が押しかけたそうです。その時、王妃は「パンがなければ、ブリオッシュを食べればいいじゃない」と言ったのだとか。 パンが買えない人にブリオッシュはもっと買えません。そして、現在フランスは、フランス共和国となりました。
まとめ
ブリオッシュはバターの風味が魅力で、やはり食パンとは違いますね。
そのまま食べてもいいですが、少し食材を加えたり、また飲み物と一緒に食べるなど、食パンでは味わえないものがあります。
シャンパンと合わせたり、またチーズと合わせるのが美味しい食べ方だと思っています。
カロリーが高い食べ物ですが、チーズとブリオッシュに、そこにさらにオリーブオイルをかけて、サンドイッチのようにすると、また美味しいです。
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