ブリオッシュには実際に沢山の種類があります。
それもそのはず、各地で伝統的に作っているものがあるからです。
フランス各地でそれぞれ秘伝のレシピがで作っている伝統菓子ですので、オリジナリティもいっぱいです。
細長の背が高い高さが20㎝以上もあるムスリンもそうですが、アルザス地方やピカルディ地方のブリオッシュもあまり日本では紹介されていませんが、フランスでは有名です。
ブリオッシュは以前は高価な食べ物でした、招待されたテーブルに座る人数をブリオッシュの形にしたものもあるほどです。
では色々なタイプのブリオッシュを見ていきましょう(^^♪
フランス各地方のブリオッシュの種類と名前
まずは、地方の名産で有名どころのブリオッシュです(^^♪
1.ノルマンディーのラ・ファリュ
ノルマンディーといえば、カマンベールチーズで有名な地域です。バターの名産地帯ですので、やはりブリオッシュにも歴史があります。形が変わっています。
発酵が終わってから、丸めた生地の周りにハサミでカットをして角をたてます。この角の数は、テーブルに座る人の数だけ作るのが基本です。
あまり知られていないブリオッシュですが、つのがありますので、目立ちますね。
2.アルザスのクグロフ
アルザスはフランスでもドイツに近く、他の地方とは違うブリオッシュを作っています。珍しくブリオッシュの中に干しぶどうが入っていて、背が高く焼き上げて、粉砂糖を振っています。
中には、ラム酒につけた干しぶどうが入っていて、香りがいいのと、ラム酒でしっとり感がでています(^^♪
楽天で販売されているクグロフはこちらです↓
3.ブリオッシュ・ヴェンデエンヌ(ガシュ)
ヴォンデは、アルザスとは反対側のフランス西側の、大西洋寄りの地域です。エシレバターのある生クリームやバターの名産地帯で、美味しいバターをふんだんに使ったブリオッシュが「ブリオッシュ・ヴォンデエンヌ」です。
珍しい作り方をしていて、三つ編みにした髪の毛をイメージさせるブリオッシュです。
ブリオッシュといわないで「ガッシュ・ヴォンデエンヌ」と言っています。
このブリオッシュの特徴は、バターの量が少なく、生クリームを多めに入っています。
生クリームの割合が多く、しっとりしているのがわかりますね。
4.ピカルディのガトー・バチュ
フランスの北部にピカルディーという地方があります。ピカルディーはフランスでもどちらかというと、観光名所としれは知られていない地域です。
ヴォンデのブリオッシュも珍しい作りかたですが、こちらのピカルディのブリオッシュも珍しい作り方をしています。「ガトー・バチュ」です。
ガトー・バチュは、生地をく叩いて空気を入れて型に落として焼き上げます。
とてもふんわり感があり、ブリオッシュよりもっとスポンジケーキの食感です。砂糖が入っていますが、甘すぎにません。1900年からあるピカルディの伝統菓子です。
ピカルディには生バターで有名な、「オ・ボン・ブール」があります。
5.ブリオッシュ・パリジエンヌ
ブリオッシュのといえば、パリのブリオッシュがやはり有名ですね。名前は「ブリオッシュ・パリジエンヌ」です。
上に乗っている帽子がマークですね(^^♪
中身もしっとりとしています。
6.ブルターニュのクイニーアマン
クイニーアマンがブリオッシュかというと、厳密には菓子パンになります。
ブリオッシュの表面は、砂糖や卵の上塗りがないのが特徴です。
ブルターニュも、ヴォンデ地方に負けず劣らずの、バターの名産地帯です。クイニーアマンにもバターがたっぷりです。
7.パネットーネ(イタリア)
フランスのブリオッシュではないですが、クグロフと同じく中に干し果物が入っているブリオッシュで、イタリアのパネットーネがあります。
直径も20cmくらいあり、ドーンとしています。
それでいて、中には干しブドウなどが沢山入っていて、オレンジなどの色合いが綺麗です。
このパネットーネはイタリアではクリスマスに向けて作られるお菓子です。
ブリオッシュの食べ方
ブリオッシュは朝に朝食として食べる、 午後にグテといって、ティータイムに食べる、その時にお茶とまたはシャンパンとともです。
タルティーヌ
【タルティーヌ】といって、更にバターがたっぷりなブリオッシュにバターとジャムを塗るのこともあります。
チーズと合わせてる
または、ブリオッシュはチーズとすごく上手く合います。
ヤギのチーズとなど、ふっくらとしたブリオッシュに、ふっくらとしたチーズと合わせて、上にもりつけると綺麗です。
ブリオッシュはやはりふっくら感がありますので、柔らかいチーズが合います。
ヤギのフレッシュタイプのチーズは柔らかく、とても合わせてやすいです。
野菜の上にトマト、チーズ、その上にオリーブオイルをかけると、くらくらするくらい美味しいです。
シャンパンと合わせる
また、ガトー・バチュのような空気が入ったブリオッシュなら、シャンパンと合わせると美味しです。
「ロゼのシャンパン」で合わせてみました。
クグロフは、アルザス地方のブリオッシュですので、シャンパン以外なら、アルプスの発泡酒とも合います。
まとめ
バターと砂糖を沢山使ったブリオッシュの種類は沢山あります。
地方色があるのは、まさしく伝統を引き継いだ現在に伝わる食べ物です。ですので、その独自な食感でファンがいます。
アルザス地方のクグロフも、ピカルディのガトー・バチュもその独特な食感があり、食べると舌が記憶して、また食べたくなります。
管理人の好きなブリオッシュは、ブリオッシュ・ファイユテですが、クグロフはシャンパンとを飲みながら食べると、美味しいと本当に思います。
それぞれ特徴がありますので、朝食にカフェオレとだけではなく、シャンパンなどの飲み物と一緒に楽しんでみて下さい。
ご参考になれば幸いです。