フランス料理と言えば、ジャガイモのピューレがガルニチュール(付け合わせ)でも多いです。
しかし、フランス人はジャガイモが大好きで、ガルニチュールにはよく使われます。
ピューレはふわふわで、食べやすいです。
ふっくら感から言えば、ジャガイモ以外でピューレに使わうのは、ニンジンです。
なにせニンジンは、やはり見た目が綺麗で、ガルニチュールにはピッタリ。
この付け合わせのガルニチュールには、ピューレとも言われていますが、ムスリンとも言われています。
なにやら、宗教の名前のようですが、料理の名前です。
ピューレとムスリンの違いと食べ方を見てみましょう(^^♪
ピューレとムスリンの違い
ピューレとムスリンの2つはとても似ています。
ある時は、ピューレで、ある時は、ムスリン?というくらい、見分けもつけ難いです。
どっちを料理名に使っても間違いではないですが、ピューレの方がきめが荒いときがあります。
ピューレ
ピューレの意味は、皮を剥いてつぶした野菜です。
その上に網でこしたり、ハンドミキサーなどで仕上げるものもあります。
代表的な、よく使われるジャガイモはピューレは、
ムスリン
ピューレが潰した野菜なら、ムスリンの意味?となりますが、ムスリンには定義がありません。
しかしこのムスリンという言い方は、フランスで、「マギー」というブイヨンの会社が、ムスリンというジャガイモのピューレを発売しました。
そのパッケージに、ムスリンとかいてあります。
それ以来、ピューレのことをムスリンと呼んでいます。
ですので、同じジャガイモでも、ピューレと読んだりムスリンと呼んだりとなってしまっています。
結局どっち?
と思いますが、
実際レストランでも、名前は様々で、どっちも使われています。
ただ、一般的にジャガイモに関しては、ピューレといい、ムスリンとはいいません。
では、ジャガイモの他の野菜のピューレはというと、
ピューレに使われる野菜
ジャガイモの他で、次に使われるのが、ニンジンです。
ニンジンは、見た目がなにせ綺麗です。
その他に、ピューレに使われるのが、ほうれん草です。色の対比がしやすいです(^^♪
ニンジンの場合は、下に敷くということはないですが、ホウレンソウを下に敷いてその上にメインを乗せるというのが、多いですね。
ホウレンソウのピューレは、ニンジンよりちょと高級になります。
野菜が高級かそうでないかということより、ホウレンソウのピューレは、高級店で出されています。
ジャガイモはピューレと言われますが、このように繊細なまでに絹ごし豆腐のようになっているピューレもあります。
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ムスリンに使われる野菜
ムスリンとピューレの違いははっきりしていませんが、「ムスリン」とレストランのメニューに出ている野菜の中で多いのは、サツマイモです。
サツマイモは、ジャガイモのように、まったり感を出せる食材で、盛り付けがより簡単ですね。
先ほどのニンジンは、このもったり感がでませんので、デザインをするにはサツマイモが向いています。
同じサツマイモでも、このくらい繊細に仕上げているものがあります。
最近の傾向として、サツマイモはムスリンの名前で、でています。
まとめ
ピューレとムスリンの違いをまとめました。 違いあるようでないとも言えますが(^^♪
今はどちらかというと、このムスリンの名前で出しているレストランが多いです。
美味しい料理もそうですが、このムスリンという表現がいまの時代にマッチしているのでしょうね~。
食べた感じも、絹ごし豆腐のようで、舌にまろやかに感じます。
また、作り方も、サツマイモをつぶして、牛乳をいれて混ぜるだけですから簡単です。
あとはどのくらいまで、滑らかにするかで、網を使うとキメが細かくなりますが、結構力仕事ですね(^^♪
滑らかにするには時間がかかりますが、難しいものではなく、あとは飾りつけで腕の見せ所と言えます。
おもてなし料理にはぴったりと思います(^^♪