フランスのカフェでよく出てくるものの代表といえば「クロックムッシュー」ですね。
では、クロックムッシューとマダムの違い、それとレシピもあわせてご紹介します。
早速見てみましょう。
クロックムッシューとマダムの違い
クロックムッシューとクロックマダムの違いは、マダムにはこのように目玉焼きがついていて、ムッシューには目玉焼きがついていません。
違いは単純ですが、目玉焼きがあるかないかで、味が全く違いますので、目玉焼きがついている、クロックマダムしか注文しない人もいるくらいです。 クロックムッシューはもともと、白ハムとチーズを角パンの間に挟んでサンドイッチにして焼いた料理です。 その上に目玉焼きをのせることで、味が違うのです。
この目玉焼きの焼き加減がとても大事で、焼き加減が半熟だとトロリ感がでて、おいしいです。
また、目玉焼きの下の、角パン2枚の間にハムとチーズが挟んだりと、更に上にチーズが載せたりと、いろいろです。
チーズが色々ですので、使う種類もみてみましょう。
クロックムッシューのレシピ
使うチーズはエメンタルチーズか、グルィエールチーズの刻みチーズです。
クロックムッシューの一人分のレシピは、
- 角パン2枚
- 白ハム2枚
- エメンタルチーズの千切りタイプ、
- その他にグルイエールチーズの千切りタイプ、
- 卵
- 塩コショウ
- バター
- (ベシャメルソースは好みで)
です。
【フライパンで作る】
フライパンで作る場合は、フライパンにバター少しを敷いて、バターを溶かします。
その上に角パンはそのまま、耳を落とさないで、バターが溶けたところに敷きます。
その上に、白ハム、エメンタルチーズの千切りをのせ、残りの角パンを上にのせ、中火で焼きます。
片面をそれぞれ、3分から4分くらい焼いて、焦げめがついたくらいで火を止めます。
片面3,4分で両面を焼くと、中のチーズは溶けます。
【オーブンで作る】
オーブンで作る場合は、上と同じレシピで、更に角パンの上にエメンタルチーズの千切りをのせて、オーブンのトーストの状態で約2、3分焼きます。
フライパンで作るの時との違いは、上に載せたチーズもオーブンで溶けるので、こちらの方がボリュームがあります。
使うチーズは、メインがエメンタールチーズですが、グルイエールチーズや、ブルチーズなどもいれてもOKです。
また、角パンの間にハムとチーズを挟んでベシャメルソースを一緒に混ぜて作ることもできます。
クロックムマダムにしたい場合は、別にフライパンで目玉焼きをつくり、盛り付けの際に、出来あがったクロックムッシューの上に目玉焼きをのせ、出来あがりです。
盛り付けのガルニチュール
ガルニチュール(付け合わせ)にはジャガイモのフリットが一般的です。
ジャガイモのフリット(フライドポテト)は、
- フライドポテトばかり、
- サラダばかり
- フライドポテトとサラダのミックス
というふうに、混ぜて頼むことができます。
パリのクロックムッシューの変わり種【番外編】
パリのカフェでもクロックムッシューは定番量料理です。
値段は、大体12ユーロから15ユーロくらいです。
しかし、たまに高価なのもあります。
同じクロックムッシューなのですが、キャビア入りのクロックムッシューで、値段がなんと、39ユーロという破格です。
パリ9区にあるギャラリー・ラファイエットのグルメ館にある、ロシア料理店の【ペトロシアン】で出しています。
クロックムッシューに挟んでいるチーズの中に、キャビア入のペーストが入っています。
キャビアの香りがほんのりして、なんとも豪華な感じのクロックムッシューです(^^♪
まとめ
クロックムッシューとクロックマダムはフランス料理の定番料理です。
個人的には、クロックマダムが好きで、目玉焼きのまったり感がたまらなく、クロックムッシューの、サクサクした歯ざわりと合います。
簡単な料理ですが、角パンが古くなったときなど、そのまま食べるのはちょっと抵抗があるけどれ、ハムとチーズがあれば、一緒に焼いて作り作りなおすことができます。
すごく美味しい一品に早変わりです。