アリゴチーズは、フランス語でアリゴ(aligot)と言い、ビよ~んと伸びる料理です。
メイン料理のガルニチュール(付け合わせ)に使われるマッシュポテトみたいなものです。
チーズというだけあり、チーズの味がしますが、チーズの名前ではありません。
アリゴチーズの特徴と使うチーズ
アリゴチーズは、アリゴ(aligot)と言われいます。
フランス南部の山岳地帯にあるオーブラック地方の郷土料理で、ジャガイモのピュレ(マッシュポテト)とチーズが主な材料です。
アリゴチーズとは
フランス料理のアリゴ料理のことを言っていますが、使われるチーズによって色目が違います。
トムフレッシュのカンタルのアリゴです。
次は、トムフレッシュのサレール使ったアリゴです。
次はジャガイモのピューレだけだけです。
アリゴチーズの特徴
アリゴチーズはガルニチュールとして食べやすく料理がされており、上の写真でもわかるように、マッシュポテトにも実際似ていて、盛り付け次第では食べるまでわからない場合もあります。
この料理には使うチーズがいくつかあります。
- トムフレッシュ(カンタル)
- トムフレッシュ(ラオール)
- トムフレッシュ(サレール)
この3つがメインにあります。
トムはセミハードタイプの白ぽい色のチーズです。
トムフレッシュは、熟成する前のフレッシュで、固くなっていないチーズです。
これら3つの種類では色が違い、カンタルは黄色です。
それで、使っているチーズによりできるアリゴの色目が違ってきます。
アリゴの特徴は、ジャガイモのピューレを作ってから、生クリームを混ぜてそれから火にかけてチーズを投入して混ぜていきます。
そうすると段々と弾力がでてきます(^^♪ビヨーンとなる感じです。
カンタルチーズとトムチーズはフランスチーズですが、色目が随分と違います。
アリゴの弾力は、ジャガイモのピューレに入れるチーズの割合でも違ってきます。このカンタルのアリゴは、チーズの割合が多く、ビヨ~ンと伸びる感じです。
次は、トムフレッシュのサレール使ったアリゴです。色は白っぽいです。
チーズの割合が多いか、少ないかで見た目も違いますし、食感も随分と違います。
アリゴが付け合わせ
アリゴは料理ですが、付け合わせ(ガルニチュール)として食べることが多いです。
アリゴのメインは、ソーセージが多く、ソーセージは「自家製ソーセージ」で、付け合わせには、ジャガイモのピューレか、アリゴが多いです。
ソーセージの付け合わせにサラダとはならないのですね~(^^♪
ソーセージの長さは、大体15㎝から20㎝くらいはあります。ですので、ステーキと同じくらいのボリューム感があります。
それにアリゴを食べると、カスレを食べたくらい、お腹が一杯になります。
アリゴのレシピ
ではアリゴのレシピを見てみましょう(^^♪
先程の章でも記しましたが、使うチーズの割合が多くなると、弾力が強くなります。
割合としてジャガイモの半分より少な目にすると、程よく歯ごたえがでます。
①ジャガイモを茹で、潰してピューレにし、塩コショウと潰したニンニクを入れて、 生クリームをいれ混ぜます。 ②ピューレを入れた鍋を火にかけ、弱火でピューレの中に少しづつ トムチーズの薄切りを入れ混ぜます。
③更にチーズを入れそして混ぜていきます。ちょっと手が疲れます。
楽天では、トムフレッシュはいまのところ取り扱いがありません。
次の2つのチーズは、熟成が進んだチーズで、最初がトムチーズです。
このトムはフランスの東のサヴォア地方の特産で、セミハードタイプです。
カマンベールチーズよりはずっと固く、しっかりしています。
とはいえ味はさほど強くなく、食感を楽しむチーズです。
アリゴは、ラクレット料理と似ている部分があり、山文化とも言えます。
その次がフランス中央のオーベルニュ地方のカンタルチーズです。
色目を比べると、カンタルの方が黄色みがあります。
これはハードタイプになっていて、熟成期間が長くなり、コンテチーズにも似ています。
アリゴは本来、トムフレッシュで作りますが、これらの熟成がすんだチーズで作ってもできます(^^♪
まとめ
いかがでしょうか。 アリゴは、アリゴチーズという名前が知られており、そんなチーズがあると思われがちですが、アリゴに使うチーズは基本的にトムフレッシュです。
その中で、色目が違い出来上がったアリゴの色目も違っているということです。
アリゴはチーズを混ぜることで、粘りが出てきます。上手くできたアリゴは美味しいです。
また、このアリゴとは別もので、トリュファードがありますが、ジャガイモのピューレにする前にチーズを混ぜて作ります。
アシ・パルモンティエという料理もあります。