グルテンフリーという言い方も、いまでは市民権を得た感じがします。
このグルテンフリーが話題になり、スーパーでもグルテンフリーの食品が販売されるようになりました。
実際のところ、一般のスーパーでは、グルテンが入っている食品がほとんどですし、少しくらいグルテフリーと言われても、まだまだ数にすればほんの僅かな人が関与しているにすぎません。
しかし、当事者にとっては、アレルギーはあるし、とんでもないくらいお腹がいたくなるときもありますので、注意が必要です。
管理人の友人にもグルテフリーの生活をしている人がいます。
なったにはそれなりの理由があり、流行を追っているわけではないのです。
グルテフリーの生活は、オーガニック品と混同されることがありますが、別物です。
そこでこの記事では、グルテフリーの意味と、グルテンを食べた時の体の反応についてお伝えしたいと思います。友人の小さい時の話しもご参考にして下さい。
グルテンフリーの意味とは
グルテンフリー(gulten free 英語)というのは、グルテンがないということです。
グルテンがないとか、グルテンをなくしてという考えが流行ったのは、グルテンを摂取すると、アレルギーが出て、体の不調がでるので、なんとかしたい人が目立ったからです。
とはいえ、グルテンの所為でアレルギーがでることわかったのが最近です。
フランスでも大体2010年くらいからでしょうか。昔もありましたが、フランスでも体に蕁麻疹ができたりする人がいましたが、原因がわからない人もいたのです。
なんでもない人は、なんでもないのですが、グルテンが入っているものを食べると、アレルギーが出たりする人にとっては、これはかなり苦しいことです。
ただ、このグルテンは小麦やライ麦などの胚乳に含まれています。しかしお米はグルテンを含んでいません。
ですので、日本で、3食お米しか食べなくて、パン食にしなければ、問題はありません。
しかし、フランスでは、ほとんど3食がパン食か、パスタですから、あとイタリア人ならパスタを食べないというのは、辛いですよね。
実際のところ、家族の中で、グルテンアレルギーが一人だけいれば、調理も大変です。
グルテンアレルギーについて見てみましょう(^^♪
グルテンのアレルギー
グルテンのアレルギーは、病気です。
きちんとアレルギーと認められたのは、病気として認知してもらえてよかったのです。
病気というと、その人が悪いみないたイメージですが、そうではなく、体がグルテンの入ったものを食べると、蕁麻疹ができたり、嘔吐したり、肌にかさぶたができたりと、反応も人それぞれで、しかしそれはその人が悪いのではありません。
これは、好き嫌いや、わがままで体に反応ができるのではありません。
コトバンクでは次のように、グルテンフリーが説明されています。
主に小麦などの穀物に含まれるタンパク質から生成されるグルテンを摂取しない食事療法。小麦粉を使ったパンや麺類などに代わり、ジャガイモ粉、米粉、玄米粉、トウモロコシ粉などを原材料とするグルテンを含まない加工品を摂取する。グルテンによって引き起こされる自己免疫疾患であるセリアック病、グルテン過敏症(不耐症)、小麦アレルギーなどの予防・改善のために生み出された。 引用先 https://kotobank.jp/word/グルテンフリー
グルテンによって引き起こされる、自己免疫疾患のセリアック病とありますが、アレルギーが酷いと、蕁麻疹が全身にできたり、腹痛も起きたりします。
セリアック病については、コトバンクで次のように、説明になっています。引き続き引用をします。
小麦やライ麦などに含まれるたんぱく質のグルテンによって引き起こされる慢性の自己免疫疾患。小腸の粘膜が炎症を起こし、栄養の吸収が阻害される。腹痛・腹部膨満・下痢・脂肪便・便秘・鉄欠乏性貧血・疲労感・骨や関節の痛みなどの症状があり、小児では発育障害をきたすことがある。 引用先 https://kotobank.jp/word/セリアック病
小麦粉で作ったパンやパスタを主食にする大体の国で、小麦粉が主食としてメインです。
ですので、大体の人が食べることになります。普通にパン屋さんで買って食べるものを食べっれないと、生活でも大変です。
今では、病気として認められましたので、偏見もないのですが、実際のところパンを食べるのが多いフランスでは、パンを食べてお腹が痛いという子供は、学校に行きたくないから噓をついていると親に思われていた時代もありました。
大人になってからでも、家族4人で、1人だけグルテンフリーの食事しないといけないのは、結構大変です。
たとえば、台所ではナイフ、混ぜ棒も別々にしないといけない程です。
パンを買えば、フランスパンを包丁でカットします。その同じ包丁で自分が食べるものをカットする、他には、パスタを茹でた鍋でパスタを混ぜ、その混ぜ棒を使って自分の分を調理すうだけで、蕁麻疹が出る人もいるほどです。
反応は個人差があります。
このレベルの人になると、ただパンやパスタを食べないから大丈夫というよりも、ナイフにすこしついたパンの欠片を少し体に入れただけで、アレルギー反応がでてしまうというレベルです。
自己免疫疾患と言われていますが、自己管理がある意味で大変です。
ただ普通は、パンやパスタを食べないでいれば、大丈夫なようです。
今ならフランスでも、お米の粉も売っています。あとは、そば粉も売っていますので、小麦を使わない料理をするようになってきました。
グルテンフリーダイエットの効果
グルテフリーは、グルテンを摂取しないということで、グルテンでアレルギーが出ない人が、パンを食べないとか、パスタを食べないとかしても、効果はありません。
しかし、免疫疾患の人にとっては、グルテンをほんの少しでも摂取してしまうと大変です。
ですので、フランスではレストランでも、グルテンを使っていない料理を専門にだしているところもあるくらいです。
また、グルテンフリーにするということは、
- パン
- パスタ
- うどん
- 麩
などを食べないことです。
蕎麦の麺は、100%蕎麦粉でできていることは稀で、小麦を入れないと粘りがなく、ぽろぽろですので、少しは小麦粉が入っているようです。
蕎麦以外では、和食でなら、うどんや麩は、小麦粉を使っていますので、グルテンが入っています。
アレルギーがある人は、これらのグルテンが入っているのを食べないと大丈夫なようです。
とはいえ、全くグルテンを除くのは、費用の面では高くつきます。
もし、スーパーで出来合いを買ってくるとなれば、グルテンを使っていない商品は大体値段が倍くらいです。
ふっかけているというよりも、同じ食品工場で、いちど普通の小麦粉も使った商品を作り、その後に、グルテフリーの商品を作ります。その時に、いちど機械などを全部洗い、グルテンがないかしっかり検査して、グルテンフリーの商品を作るので、コストがかかります。
ただ、必要がない人が、グルテンフリーの食品を食べ続けるということは、小麦粉で特に全粒粉などの、繊維豊富は食品を食べないことになりますので、その分他でバランスがとれるようにしないといけません。
お米のご飯だけでももちろん良いですが、お米よりも全粒粉のパンの方が繊維質が多いです。
ですので、アレルギーの問題がなければ、いろんな食品を食べる方がバランスがとれて良いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
グルテンフリーって、なにか流行を追ったダイエット的にことのように思われがちですが、実際にグルテンでアレルギーになってしまう人にとっては、グルテンが入っていると知らないで食べることは、とんでもなく辛いことです。
それだけではなく、周りの理解がないと、グルテンフリーの食事をするのは、凄く大変です。
ほんの少しでも、グルテン液がついているかき回し棒で、グルテンを食べることになっただけで、体に反応が出てしまうしまう人もいるくらいです。
今ではグルテフリーという概念も浸透していますので、パンを食べてお腹が痛くなっても、ずる休みをしたくて、お腹が痛いと言っていると思われなくなり、生活しやすい時代になったと言えます。
周りの理解ができたのはいいのですが、逆にグルテフリーの生活が必要がないのに、なにか流行で取り入れる傾向もあります。
しかし、必要がない人がしても意味がないですし、食品はまんべんなく食べるのが一番です。
何かの参考になれば幸いです。