リエットの発祥地はフランスの〚ル・マン〛という町です。
あの耐久レースで有名なル・マンは、フランスの北西のブルターニュ地方にあります。
リエットは、豚や鴨の肉のイメージが強いですが、ブルターニュでは、さばや鮭のリエットもあります。
イタリアチーズなどと合わせて食べるのも中々ですよ。
リエットの食べ方と肉系と魚系のアレンジ
リエットはラードで煮込んだばらけた肉や魚で、ラードがくっついているので、ねっとりしています。
サンドイッチやカナぺにできますが、肉のリエットか、魚のリエットでアレンジが違います。
リエットの種類は?肉系と魚系
リエットはもともと肉を保存するために、ラードで肉を長時間煮込んで作られた保存食です。
お肉の種類は
- 鴨肉
- 豚肉
- ウサギの肉
などが主ですが、鴨肉やウサギの肉は豚と比べて値段がくなりますので、100%鴨肉やウサギのリエットはほぼありません。それで豚肉を混ぜていますが、豚のラードが肉を覆っていますので、豚の味にもなっています。
リエットのラード
リエットは、このように容器にに入っていますが、上部にラードが肉を覆っているのです。ですので、このラードの部分を味わうのが儀式なのですね。
〚ル・マン〛では、まずこのラードをパンにつけて味わう人もいるのです。
白い部分がラードです。
フランスの友人宅に呼ばれて、テーブルについて、アントレ(前菜)にリエットの容器が自分にまわってきたら、容器から少量のリエットを自分のお皿に乗せて、少しつづパンにつけて食べます。
魚のリエット
先ほどお伝えしましたが、ブルターニュでは魚のリエットが良く出てきます。魚が豊富ですので、リエットにも使っているのですね。
- さば
- いわし
- サーモン
など色々あります
肉ののリエット
肉系なのか魚系なのかですが、リエットにはそれでも肉が多いです。
リエットのシンプルなアレンジ
アレンジにはフランスパン、カナぺ、サラダなどです。
肉のリエットでサンドイッチにする
ピクニックの時などは、サンドイッチに挟んでお出かけです(^^♪そのままサラダ菜やコル二ションと一緒に入れます。
その他に、ミニトマトなど、いろいろ野菜を一緒に挟んでもいいですね。リエットだけだとかなり重くなりますので、サラダ菜は有効ですね。
が、カキのと一緒に出される事が多いです。パンも一緒に出されますので、一緒に出されたスプーンでリエットをすくってパンにつけて食べます。
リエットのカナぺのアレンジ
カナぺにするには、魚のリエットも、肉のリエットもどちらもできます。
カナペにする
リエットの飾りつけは、こんなに変わるのかと言うのがカナペです。
フランスではアペリティフ(食前酒)に〚カナペ〛がよく出てきます。
カナペは薄手の角パン(8枚とか10枚切など)のパンに、こんな感じで上にいろいろなリエットなどをのせて、アペリティフの時に食べるものです。
リエットの種類には、肉だけでなく、魚のリエットもできます。
カナぺに使う土台は、パンだけでなく、どら焼きを作る要領でもできます。
肉系のリエットなら、色が薄茶糸です。そこを魚のリエットにすると、色がピンクにもなります。
左がサーモンのリエット、右がマグロのリエットです。土台のカナぺの色で、色のバリエーションを楽しめます。
カナペの色のアレンジ
カナペは土台のパンは色を変えると、リエットの色と組みあわせが自由自在です。
- 緑
- 茶色
- クリーム
など、カナペの色と上にのせるリエットの色と、その上のサーモンやイチジクなどの果物とのコーディネートで、美味しそうに見えます(^^♪
色を考えて、それから具材をのせるのが良いですね。
カナペの土台のパン
カナペのパンは
ほうれん草が深緑
クルミが茶色
ライ麦パンが黄色
なので、その上に白いクリームチーズをのせて、
- サーモン
- ハム
- シブレット
などを飾りつけました。
また、
クラッカーにパテを色が映えないという場合は、カナペの土台のパンの色を対照的にすると、綺麗になります。
パン・デゥ・エピス(ハチミツと香辛料を混ぜて焼いたパン)にクリームチーズと魚のリエットで飾りました。
クリームチーズが白ですので、シブレットをふりかけて飾り付けを変えました。美味しそう(^^♪
使ったクリームチーズは、マスカラポーネと言います。ティラミスに使われるイタリアのチーズです(^^♪
リエットのサラダ
リエットはばらつかないので、サラダの上でも収まります。
レンズ豆とリエットサラダ
魚とチーズのリエット、
カイワレ大根
ざくろ
レンズ豆に3つを乗せたサラダです。
ソースにオリーブオイルを少しだけ添えただけで、素材の味で美味しです。
もう一つは、黒パンのサラダです。
パンが黒いので、緑の皿では可笑しいので、黒のしたのですが、黄色の皿の方がよかったかなと思いました。
味は美味しいです。 これは、パテドカンパーニュではできないので、リエットいいですね。
まとめ
リエットの食べ方、いろいろありますね。
アペリティフ(食前酒)でリエットを綺麗にアレンジして食べるのも楽しくて好きです。
マスカラポーネのチーズクリームと一緒に食べたり、魚のリエットと混ぜるのも美味しいですね。
カナペのパンは色目で見た目が変わりますので、いろいろ試したいものですね。
パテとも前菜にはもってこいです。 アペロだけで、色の組み合わせを考えて用意して、お友達に〚アッ〛と言ってもらうと嬉しいですね(^^♪