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フランス生活とフランス料理・アラフィフ美人

なすの栄養がすごい?効能もいいけどアレンジもかんた~んです



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ナスといえば漬物にも良く使われる野菜です。

全体に黒目の色ですが、料理次第で紫に早変わりする、とても珍しい食材です。

それに、1富士、2鷹、3ナスとも言われていますが、ナスは縁起ものとしても生活の中に残っていますね。

とはいえ、ナスはほとんどが水分でできているので、「栄養がない」と思われがちです。

それが、栄養もしっかりある野菜です。

フランス料理にも、皮ごとで料理されて使われています。

そこでこの記事では、ナスの栄養面についてと調理法もお伝えします(^^♪

 

ナスの栄養成分

 

ナスは青紫色で、 へたの部分が若干綺麗な青色の野菜で、塩漬けにすると紫色になる野菜ですが、ナスはほとんどが水分です。

この青紫色は色素があるからで、ワインでも有名なポリフェノールです。

成分がポリフェノールでも、名前がナスニンと言われれいます。

ナスの栄養成分

ナスの栄養成分は、先ほどもお伝えしましたが、水分がほとんどで、93%~94%にも上ります。

しかし、ビタミンBやC、ミネラルの鉄分・カリウムやカルシウムなどのミネラルが多く、また食物繊維などがあります。

これらのビタミンの他、注目したいのはポリフェノールの一種の「ナスニン」です。

聞きなれない名前ですが、コトバンクで次のように言っています。

 

アントシアニンのうち,デルフィニジン系に属する色素.ナスの青紫色の色素. ≪中略≫ 果実100g中の成分は水分94.1g,糖質3.4g,タンパク質1.1g,脂質0.1g,灰分0.6g,ビタミンA23IU(国際単位),ビタミンB10.04mg,ビタミンB20.04mg,ビタミンC5mgである。果皮の色素はナスニンnasuninと呼ばれるアントシアンで,色素の本体はデルフィニジンdelphinidinである。 引用先 コトバンク ナスニン

 

このナスニンという色素は、アントニアシンとも呼ばれていて、ポリフェノールの一種なのです。

ポリフェノールに含まれるナスニンや、その他含まれる成分にはミネラルがあります。それぞれの効能を見てみましょう。

ナスの栄養成分の効能

ナスに含まれる栄養には以下のものがあります。それぞれの効能は以下の通りです(^^♪

●食物繊維 :水溶性食物繊維と不溶性食物繊維

-水溶性食物繊維    ➡人体に有害な物質の吸収を妨げ、便として排出させる。水溶性食物繊維はコレステロールの吸収を抑制する。 高血圧を予防。水溶性の中でもアルギン酸に顕著。ナトリウムを排除して血圧を下げる。

-不溶性食物繊維    ➡便秘の予防。不溶性食物繊維は水に溶けず、水分を吸収してふくれ、腸壁を刺激して便の排泄を促進します。 不溶性食物繊維の多い食品はよく噛む必要があるため、食べすぎを防ぎ、歯茎や顎を強くします。

●ミネラル: カリウム、モリブデン、カルシウム、マグネシウム、鉄など

-カリウム       ➡ナトリウムと一緒に浸透圧を維持します。塩を沢山摂取するとナトリウムが増えて、血圧上昇がおこります。それを抑制することと、筋肉の働きをよくします。

-モリブデン      ➡代謝に関わる必須ミネラルの一つで、肝臓や腎臓に存在するミネラルです。また尿酸を生成するのに重要な働きをします。

-カルシウム      ➡骨の形成に必要で、健康な骨と歯に必要です。

-マグネシウム     ➡酵素の正常な働きとエネルギーの産生を助け、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。血圧を調整し、また骨や歯の形成に役立ちます。

-鉄分         ➡赤血球中のヘモグロビンの成分になり、ヘモグロビンが酸素を運ぶ重要な役をします。

 

●色素成分 :ナスニン

-ナスニン        ➡色素成分(アントシアニン)に含まれ、アントシアンとも言われ、強力な抗酸化作用があり、目の機能を向上させ、血圧上昇を抑制する作用があります。 その他には、動脈硬化などの生活習慣病予防などに効果があると言われいます。

 

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ナスに栄養については、最初の章でお伝えしました通り、蛋白質や脂肪というよりは、ミネラルや、食物繊維です。

栄養に直接関係あるものではありませんが、野菜としてのビタミンやミネラルは体の機能には欠かせないものです。

ナスは野菜として美味しいですし、毎日食べたいものですが、調理法によっては、苦みとえぐみがるのも事実です。

では、どう食べていけばいいのでしょうか。

ナスの食べ方

 

苦みについては、夏ナスはそうでもないですが、冬ナスは渋みやえぐみがあります。

ですので、塩水につけて、あく抜きをして食べるのがいいです。

ただ、塩水に浸すとビタミンを失ってしまいますので、揚げ物にするなど、塩水に長くつけないなどの工夫の仕方もあります。

 

とはいえ、生で食べると苦いのは、灰汁(あく)があり生では食べにくいです。

ですので、料理としては、

  • ナスの揚げ物
  • 麻婆豆腐
  • ぬか漬け

などあります。

フランスでもナスは丸ごと料理されることが多いです。

ナスのソテー

ナスは皮の部分にポリフェノールが含まれていますので、そがないでそのまま使うのがポリフェノールの吸収ができて良いです。

ナスをスライスにして、マリネにしてから、バルサミコソースをふり、それにモッツァレラチーズやブラタチーズをのせていることが多いです。

 

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または、トマトコンフィとサンド、

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ないしは、モッツアレラチーズとサンドに、バジルソース、

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それと、イカとのサンド、

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フランスでなら、皮をそがずに丸ごと使われることが多いナスです。

バジルソース、ペストソースや、バルサミコソースで料理するのがほとんどです。


まとめ

ナスの栄養と料理の仕方をまとめました。

実際のところ、水分が多いとしてもそれは野菜ですからあたり前で、そのビタミンやミネラルが豊富です。

それに、食物繊維も、水溶性食物繊維も、不溶性食物繊維も両方ありますので、体にとって、とてもバランスの取れて、

モリブデンなどは、ナスでとれる貴重な食材です。

フランスでもサラダに、またマリネに使われていて、夏も冬も良く登場しています。

マリネをしたナスならモッツァレラチーズなど、柔らかめのチーズとはすごく合います。

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