チョコレートは今健康食品としても注目を集めていますね。
ワインとも共通なポリフェノールやカルシウムも含まれており、抗酸化作用があるということです。
それなら、お肌にも良いということです。
とはいえ、チョコレートには脂質もあり高カロリー食品ですので、食べ過ぎは太ります。
カロリーは、カカオ度に応じで高いのですが、カカオバターも高カロリーです。
チョコレートの効能的にはどうなのでしょか。チョコレートのデザートともカロリーを比べてました。
チョコレートの成分と効能
チョコレートはフランスでも人気の食べ物です。
チョコレートの効能はワインの効能と同じ?
人気があるのは、チョコレートは美味しいですし、産地の考え方がワインに似ているからです。
アフリカ産、
ラテンアメリカ産、
アジア産、
全て赤道付近の地帯で作られていますが、産地によりカカオの香りが違います。
チョコレート好きなら、産地やカカオの種類で選んで食べますよね。
カカオの種類で香りも違い、ブラックチョコレートは香りを楽しめます。
しかし、カカオにはカカオバターもあり、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートもあります。
ブラック派も、ミルク派もそれぞれですね。
効能を見る前にチョコレートの成分を見てみましょう(^^♪
チョコレートの栄養成分
チョコレートの成分には、以下のようなものがあります。
- カカオポリフェノール
- 銅
- 脂質
- カルシウム
- ビタミンB2
- リン
- パントテン酸
- マグネシウム
- 食物繊維
以上がカカオ豆の主な栄養成分です。 ポリフェノールはワインと共通の成分です。
チョコレートの効能
一番注目したい成分は、カカオポリフェノールと、カルシウム、その他にミネラルの銅や食物繊維などです。
効能はというと、カカオポリフェノールには、高血圧を下げる効果があり、脳卒中の予防になると言われていますし、また記憶力を改善するとも言われています。
その他に、カルシウムやミネラルもありますので、高カカオのチョコレートなら体に良く効能があるということです。
カルシウムは骨粗鬆症対策に、繊維質は便秘に効果があります。
かなり優秀な食品です。
ただ、高カカオのチョコレートの食べ過ぎには注意をするべきと、厚労省のホームページにありますので、一部をまとめて引用します。
チョコレートは普通30~40%のカカオを含むが、カカオポリフェノールのブームに端を発し、食物繊維等も含め健康面での効果があると示唆される報告もあり。 《中略》 チョコレートの脂質の割合は、高カカオのチョコレートで40,75~53,5%であり、エネルギーは100グラムで、599~655kl。 引用先 国民生活センター 高カカオのチョコレート
引用した中で、やはり驚くことは、チョコレートでも高カカオのチョコレートになると、100グラム(板チョコ1枚)で、約655キロカロリーと、カツ丼なみのカロリーとなってしまうことです。
ビターな味の苦いチョコレートなら、砂糖もほとんどなく、カロリーも少ないくて体に良いと思いがちです。
しかし、板チョコ半分を食べても一膳のご飯と同じくらいのカロリーになってしまいます。
ですので、どのくらいが目安でいいかといえば、1日20グラムとか25グラム位ということです。
チョコレートの効能としては、ホワイトチョコレート以外なら、1日にそのくらいを目安に食べると、脳卒中の予防になると言われています。
チョコレートは脳に効能ある
これも厚生省のホームページで言われていますが、
日本チョコレート・ココア協会などによりますと、チョコレートやココアに含まれるココアポリフェノールの効果には、血圧低下や動脈硬化予防といった生活習慣病の予防効果、脳機能の改善効果、アレルギーの改善、便通改善などの他に、インフルエンザウイルスの感染抑制効果があるようです。
引用先
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000168172.html
チョコレートはブラックチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートと大まかにあります。
チョコレートの製造過程の成分
チョコレートはカカオ豆から作られています。
厚生省の引用文には、高カカオの約半分が脂質とありました。
ミルクチョコレートは、カカオが少なく、ホワイトチョコレートにはカカオが入っていませんが、砂糖が入っています。
チョコレートの種類でカロリーが違うのは、カカオの割合によるのですね。
その製造過程でカカオの割合いが違い、カロリーが違ってくるということです。
カカオの豆を砕いて、焙煎してペースト状にしていくなかで、カカオニブとカカオマスができます。
チョコレートの成分【カカオニブ】
最初に、カカオ豆を焙煎して粗く粉砕し、外皮と胚芽を分けて、外皮を取り除いた胚芽を、カカオニブと言います。
焙煎の段階で、カカオ豆の焙煎温度は110度~150度くらいで、この温度や焙煎の時間で味に影響してきます。
チョコレートの成分【カカオマス】
カカオニブ(外側が取られた胚乳)を更にすり潰して混ぜていくと、ペースト状の液体になります。これをカカオマスといいます。
カカオマスの脂肪分は、カカオバターと言われ、大体半分が脂肪分です。
カカオマスを更に分離して、カカオバターを取ったカカオマスもあります。
この出来上がったカカオマスに、どのくらい砂糖やミルクを入れるかで、チョコレートの脂肪分の割合が違ってきます。
チョコレートの作り方は、メーカーやショコラティエで違います。
ですので、一概には、これだけの成分とも言えませんが、高カカオだとカロリーが高くなるのです。
ホワイトチョコレートの成分
ホワイトチョコレートには、チョコレートと名前がついていますが、カカオバターとミルクと砂糖が原料です。
ですので、カカオはなく、チョコレートのもつ抗酸化成分も取り除かれているのです。
ブラックチョコレートと比較すると、カロリーは100ぐらムブラックでも、ホワイトチョコレートで600キロカロリーくらいです。
メーカーにより、カカオマスの作り方と、どのバターを使うかでカロリーは違います。
チョコレートのデザートの種類とカロリー
チョコレートはブラックチョコレートなほど高カロリーなのが分かりました。
そこで、高カカオのチョコレートと、カロリーが高いと言われているチョコレートのデザートを比べてみました。
チョコレートのデザートは随分と種類がありますが、いくつかをピックアップしました。
ガトー・オ・ショコラのカロリーは?
ガトーショコラは、チョコレートの分量が随分と変わります。
材料の中にチョコレートを沢山入れると、コッテリしたガトーショコラになります。
チョコレート系のタルトには、クレーム・アングレーズのソースがついていることが多いです。
大体100グラムで、400カロリーですが、下のガトー・オ・ショコラになると、チョコレートの量が多いので、その分多く450カロリーくらいです。
ムース・オ・ショコラのカロリーは?
ムース・オ・ショコラは卵が入って、泡立った卵白でかさがあるので、ぐっとカロリーは少なく、100グラムで約160カロリーです。
フラン・オ・ショコラのカロリーは?
フラン・オ・ショコラはずっしりしていますので、ハイカロリーと思いますが、大体100グラムで約150カロリーです。
卵と牛乳が主な材料ですので、カロリーは少ないです。
以上チョコレートのデザートのカロリーは、高カカオのチョコレートのカロリーと比べると、すごく少ないです!
一番カロリーがある、ガトー・オ・ショコラでさえ、ブラックチョコレートよりカロリーが少ないのですから、板チョコを食べたつもりで、チョコレートデザートにした方が、カロリーがすくなくて済むということです。
もちろん、デザートには砂糖や小麦粉がありますので、食べ過ぎは良くないですが、板チョコを一片で20グラムで止められない時は、あっさりと、こんなデザートを食べる方がいいということです。
まとめ・チョコレートが凄すぎ
いかがでしょうか。チョコレートの効能と、カロリーについてまとめました。
チョコレートが体に良いとか、記憶力を改善するとか、抗酸化作用でお肌に良いとか、また血圧を下げる効果もあるといえますね。
問題は1日20グラムでやめられないと、カロリーが半端ではありません。
美味しいので板チョコは食べ始めると途中でやめるのは難しいです。
1枚の板チョコはあっという間になくなります。
ですので、そんな途中でやめる自信がないという時は、いっそのこと、ガトーショコラやチョコレートムースのようなもので、チョコレートを補給するのが、摂取カロリーはすくなくさせることができます。
チョコレートフランなどは牛乳も多く割合に低カロリーになりおすすめです。