
デザートファンにとって、チョコレート入りのケーキは外せないものですね。
ガトー・ショコラはフランス語読みです。
ですので、チョコレートケーキはガトーショコラになります。
ところが、チョコレートの種類により、中のスポンジの部分とまたチョコレートクリームの溶け具体が違います。
味にも微妙に響きます。
そこでこの記事ではガトーショコラのいろいろな種類と、今人気のケーキの種類をご紹介します。
では早速、「ガトー・オ・ショコラ」から見ていきましょう。
ガトー・ショコラとチョコレートケーキ
ガトー・ショコラはフランス語で、
「ガトー」がケーキで、「ショコラ」がチョコレートですので、チョコレートケーキという意味になります。
ガトー・ショコラと言っていますが、正確に言うと、ガトー・オ・ショコラが正しいです。
ガトー・オ・ショコラ
ガトー・オ・ショコラの名前が総称で、溶け具体で3段階があります。 名前は3つあります。
「モエル―・オ・ショコラ」、「フォンダン・オ・ショコラ」「クラン・オ・ショコラ」があります。
「モエル―」は溶けてしっとりしているという意味で、「フォンダン」も溶けている、という意味です。省略形で、モエル―とも言っています。 それで、「クラン」は溶け流れるという意味です。
これら3つの、
- モエル―・オ・ショコラ
- フォンダン・オ・ショコラ
- クラン・オ・ショコラ
最後のクランはいかにも違いがあるとも言えます。
ガトー・オ・ショコラなら、中まで焼けているのかというと、はっきりしていません。
ただ、焼き時間ではフォンダン・オ・ショコラの方は短いです。フォンダンと言っていますので中は溶けていないといけません。
ですので、とろっとしています。

次のガトー・オ・ショコラなら、中まで焼けているかどうは微妙です(^^♪

そしてケーキ屋さんや、シェフによっては、独創的な作品で、中が焼けていてもモエル―(柔らかい、溶けているという意味)とも言っていますので、厳密に区別はできません!

下のガトー・オ・ショコラはシャンティイクリームと、クレーム・オングレーズ添えです。
溶け具合によらず、モエルーとフォンダンの状態が似ています。

「クラン・オ・ショコラ coulant au chocolat」 は最近出てきた言い方です。


まさに、中のチョコレートが、「coulant 流れる」という状態です😊

つけあわせは、甘さ軽めのシャンティイーです。

タルト・オ・ショコラ
ガトー・オ・ショコラと、このタルト・オ・ショコラの違いは、ケーキの背の高さです。
タルトと言っても、リンゴやナシのタルトのように中に果物が入っているわけではありません。
濃厚なチョコレートを背を低くして焼き上げて、ソルベ調のアイスとクレーム・アングレーズを添えて、触感のバランスを取っています。
そして、キャレメルをかけているのがなんとも美味しいです。

オペラ
「オペラ」は随分と見かけなくなりました。
ジョコダのビスケット生地(アーモンドプードルと卵、小麦粉)のスポンジと、チョコレートや、コーヒーのバタークリームを何層かに重ねています。
同じビスケットのスポンジでも、ダクワーズのビスケットは卵白とアーモンドプードルで作るので、味がビスキュイ・ジョコンド(ジョコンドの生地)の方が濃いです。

オペラはチョコレートケーキでも、最近はあまりみかけなくなりました。 このケーキのオペラは、パリのオペラ座ガル二エのレストラン「l'OPERA」のシェフ、チヒロさんの作品です。
フォンダン・オ・ショコラ
もう一つフォンダンショコラをご紹介します。
フォンダンショコラは、クレーム・アングレーズを添えるのですが、こんな仕上がりもできます。

オレンジのアブリコットのソースです。
こちらは、13区にある「L' AUBERGE DU ROI GRADLON」というレストランの、カミーユさんシェフのフォンダンショコラです。
まとめ
いかがででしたでしょうか。
ガトーショコラ沢山ありますね。名前が、モエル―や、フォンダンと言って、別物と思いますが同じです。
最近になってでてきた、クランは、流れるの意味で、ケーキを切り分けてチョコレートが流れ出すのを楽しめます。
フォンダンと、モエルーは、焼き加減で、名前が違うとも言いますが、そこはシェフの意向でどちらがどうと、規定がありません。
美味しければいいのですが、ミロワールは人気です。
テーブルに置くと、パッとして華やかです。クリスマスの時期には特に出回ります。
お好みのガトーショコラはありましたか?
ご参考になれば幸いです。
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