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ファルシーとはどんな料理?トマト以外の美味しいファルシー食べ方




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ファルシーとかファルスという言い方よく聞きますよね。

見た目は野菜などの中にミンチの詰めものをしてある料理です。

ジューシーな感じで、色とりどりの素材で食欲をそそられます。

大体は野菜をメインにした料理ですが、他にも使う素材によって、バリエーションで綺麗に飾り付けができます。

ファルシーという言い方が主流ですが、なかにはファルスという料理もあります。

この違いは、素材が違う時に使い分けれれるのかと思うとそうでもなく、どちらファルシーともファルスとう言い方もできるのですが、法則がありことがわかりました。

では早速、ファルシー料理をみてみましょう(^^♪

 

ファルシーとはどんな料理?

 

ファルシー料理は地中海の伝統的な料理で、中に詰め物になっています。

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地中海というと、太陽がさんさんと注ぐ地域です。

だからこそ、ファルシーに使う素材も地中海でとれた色鮮やかな野菜です。

特に、プロヴァンス料理として有名です。 地域は、プロヴォンス(ここはカタカナ読みでは、プロヴォンス地方と発音しないと、だれもわかりません。)はハーブの産地としても有名です。

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野菜の中に肉のミンチなどを詰めて、ソースで仕上げた料理で、地中海で取れた野菜でつくりますので、

  • トマト
  • ピーマン
  • クルジェット(ズッキーニ)
  • なす
  • カボチャ

など。

その他に、

  • ブドウの葉

のファルシーもあります。

ファルシの種類

ファルシの料理に使う野菜も鮮やかなで綺麗ですが、上に帽子を被らせているのが、なんともかわいいですね。

まずはトマトからです。

ファルシ・トマト

トマトのファルシがなんといっても一番多いです。上の部分をカットして乗せたクラシックなトマトファルシです。

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盛り付けの際に、トマトピューレを添えると、色が鮮やかになります。

手前がトマトで、奥のが長ピーマンです。付け合わせはフランスではお米です。といってもタイ米のようなサラサラ米です。

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また、トマトのファルシでも、肉の詰め物ではない、野菜の詰め物(下↓)もあります。

上の肉入りトマトファルシはメインディッシュで、こちらの野菜入りトマトファルシは、前菜です。

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ズッキーニ・ピーマンのファルシ

野菜はその他に、色とりどりのピーマンや、ズッキーニなどで、肉の詰め物でメインディッシュです。

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丸形の野菜は上を切って帽子にしますが、黄色の細長のズッキーニだと、細長く切ってクリぬいて、ミンチを敷きます。

味付けは、ミンチに塩コショウや、タイム、オリーブオイル、ニンニクなどにしますが、更にトマトの刻みを添えても良いです。

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野菜以外ですと、イカがあります。

いかのファルシー

イカのファルシーになると、こんなイカ墨ソースかけです。

中は、イカの足や野菜のつめものです(^^♪

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ファルシ・キャベツ

キャベツのファルシは、トマトやピーマンに比べると、ずいぶんと大きくなります。

オーブンで焼くよりも、鍋でスープで煮込む冬の料理です。

丸ごとのキャベツと同じ位の大きさですので、煮込み終わってから、切って盛り付けです。

体が温まりますね。

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そのほかに、ブドウの葉を使ったファルシーがあります。

ファイユ・デュ・ヴィーニュ・ファルシ

ファイユ・デゥ・ヴィーニュ・ファルシは、ブドウの葉の中に野菜とミンチ肉と入れて巻いた細長い詰め物です。

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地中海料理ですが、ギリシャやレバノンやトルコで多く作られています。

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中の材料には、お米、トマト、ミンチ肉、も入っています。中を見るとトマトの赤がアクセントになって綺麗です。

詰め物料理ですが、ファルスーとも言われてややこしいですが、ファルシとはどのように使い分けられているのかを見てみましょう。

 

ファルシーとファルスの違い

ファルスの定義は、一度なかの物を取り出して、空になったものの中に、色々な素材の材料を詰め込んで埋めたものとなっています。

そうすると、トマトや、ピーマンも空洞にして、その中に肉のミンチを入れていますので、ファルスとなりますが、素材が地中海の野菜ですので、ファルシーです。

ファルスの言い方が適切なのは、鳥のお腹を空にして、ミンチを入れたものが一般的な言い方です。

ホロホロ鳥のファルス

ファルスは言い方は、丸ごとの鳥の内臓を取り出して空にしたところに、ミンチ肉やフォアグラなどをつめて、焼いたものが多いです。

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言い方は、「ファルス・ドゥ・パンタード(ホロホロ鳥のファルス)」です。

もしくは

「パンタード・ファルシ」のどちらの言い方もできます。

ファルシーとファルス 日本語では、ファルシーと、最後の「ー」で言い方がのびています。 フランス語ではファルシで、「ー」がありません。

ファルシとファルスの言い方の違いは、野菜や鳥などの名前の後にファルシをつけて、「トマト ファルシ」となり、

逆にファルスという場合は、「ファルス・ドゥ・○○=○○のファルス」となります。

全体的に、ファルスを使うい方は、クリスマス時期で、中に詰めものを入れた鳥の丸焼きは、ファルスで、野菜の時はファスナーと言っています(^^♪

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 まとめ

  地中海野菜のファルシーは、いかにも食欲をそそられる料理ですね。

赤いトマトや黄色のピーマンの見た目も綺麗で、それでいて、肉とのマッチングがいいですので、健康にもばっちりです。

また、ファルスーの言い方とファルシは非常に似ています。

空にしたものにいろいろな具材をいれて、元の形に戻して、まるで以前の形になっているという、地中海の素材にこだわらない詰め物です。

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