ベル・エレーヌは、ナシを丸ごとシロップで煮込みその上に溶かしたチョコレートをかけたデザートです。
技術的にプレゼンが難しいデザートで、「ベル・エレーヌ風」といってレストランで出される例が多いです。
「エレーヌ」はフランス語読みで、英語なら「ヘレン」で、意味は、美人のヘレンです。
このデザートは、オーギュスト・エスコフィエの時代に良く作られていました。
ベル・エレーヌは丸ごとの果実のデザート
ベル・エレーヌの果実は丸ごとのナシのデザートです。
ベル・エレーヌ
梨🍐
『ポワール・ベル・エレーヌ』
ポール・ボキューズ(フレンチシェフの大御所)氏がレストランをオープンした頃のデザートの定番といえば、この〚ポワール・ベル・エレーヌ〛でした。
洋ナシのヘタをとらないで、鍋で砂糖のシロップでやわらくでなるまで煮、アイスクリームの上に倒れないように置いて、その上からチョコレートをかけたものです。
梨が倒れないように飾りつけるのが難しいのです(^^♪
ですので、梨を半分に切って↓この様にに生クリームを台にして飾りつけて、溶かしたチョコレートを添えるのは無難です。
もしくは、このように横にして、チョコレートをたっぷりかけるというのもあります。
プレゼンが違いますが、これら2つは、ベル・エレーヌではなく、〚ベルエレーヌ風〛となっています。
何故、ベル・エレーヌと言わないかは、アイスクリームの上にしっかりと立っていないからです。
アイスクリームは溶けるので、横に置いています。
ベルエレーヌは、案外レストランでも作られていません。
私が食べたのは、全て「ベルエレーヌ風」でした。