フランス語で「ムラング」はメレンゲのことです。
メレンゲのデザート5選と、最後にピエールエルメのマカロンをご紹介します。
メレンゲのデザートのフレンチとイタリアン
メレンゲはデザートに使われることが多く、タルトや、マカロンがとても美味しいですね。
このメレンゲは、フレンチメレンゲ㋫と、イタリアンメレンゲ㋑で作り方が違います。 それぞれ代表をご紹介します。
パヴロヴァ「㋫
パヴロヴァ(Pavlova )の名前は、ロシアのバレエダンサー、アンナ・パヴロワからきたとされており、1926年あたりにオーストラリアとニュージーランドへ行った際に食べたデザートが由来となっています。
バレリーナのチュチュ(ヒラヒラのスカートみたい)をモチーフにもしています。
もう一つのパヴロヴァは、チュチュが逆さになっているモチーフで、小さなメレンゲがまるで白玉団子のようで、飾り台もメレンゲです。
基本的に、パヴロヴァはサクサクのフレンチメレンゲですすが、こんなしっとりめのイタリアン半分というのもあります。
次は、「オムレット・ノルヴェジエンヌ」です。
オムレット・ノルベジエンヌ「㋑」
オムレット・ノルヴェジエンヌは、アイスクリームをスポンジケーキの型に入れて、それをイタリアンのメレンゲで囲み、オーブンで焼いたものです。
出来上がりは、お家が完成した感じです(^^♪
中には、アイスクリームが入っています。
このデザートは、手早く行うのが決め手です。アイスクリームが溶けないように、作ったメレンゲを手早く形よく載せ、オーブンで1分くらい焼いて、軽く焦げ目を作るのがポイントです。
このオムレット・ノルヴェジエンヌはレストランでもそうお目にかかりません。
それに対し、同じ卵白系のデザートでも、必ずメニューにあるのは、イル・フロタントです(^^♪
浮島のイル・フロトンㇳ「㋫」
イル・フロタント(île flottante 発音はイルフロタントと最後のトを発音し、浮島という意味です)は、フレンチメレンゲで作り、クリームの上に載せています。
このクリームは、クレーム・アングレーズと言います。
牛乳と卵を混ぜたクリーム色のさらさらしたクリームです。
メレンゲは電子レンジで作れますので、出来上がったら好きな形に切って、クレーム・アングレーズをかけて、その上に砂糖をほんのり焦がしたキャラメルソースをかけて出来上がりです。
このくらい大きなサイズででてくるのは珍しいです。日本のオムライスくらい大きいです。
形はいろいろです。
ダクワーズ㋑
ダクワーズはアーモンドプードルのイタリアンメレンゲで作った、円盤型にしたものです。
これをダクワーズのビスケットと、「ダクワーズのビスキュイ」と言います。
しっとりにに仕上がります。
スキュセ「㋑」
スキュセは、ダクワーズのビスケットを使い、中にクリームを挟んだデザートです。
スゥクセはの意味はフランス語で、成功という意味です。
中に入れる生クリームの味はバリエーションがあり、プラリネのクリーム(ヘーゼルナッツのクリーム)や、ラズベリーなどあります。
これはラズベリーソースです。
飾り付けに、ラズベリーソースをのせたりと、言い方は、スゥクセと、言ったり、プログレとも言うときがあります。ダクワーズをベースにしたこれら2つの明確な違いはないです。
その他に、メレンゲデザートといえば、マカロンがあります。
ピエール・エルメのマカロン
マカロン「㋑」
おなじみのマカロンもメレンゲで作ったデザートで、生地の材料は卵白の中のアーモンド・プードル(アーモンドの粉にしたもの)の割合が大きいです。
マカロンといえば、ピエール・エルメさんのマカロンがパリも一番人気です。
他のトップパティシエもマカロンは作っていますが、マカロンにかんしてはピエール・エルメの王座は不動です。
他では出せない味がありますね。
今年の夏はピエール・エルメではジャポニスム展で、抹茶を使ったパティシエもでしていました。
【ピエール・エルメの6種類のフレーバーのアンフィニマカロン】
ショコラ アメール、
アンフィニマン、
モドガール、
クロエ、
ピスターシュ、
ローズ、
まとめ
メレンゲのデザート、フランス風もイタリアンでは、粘りがあるのが、イタリアンで、最初はイタリアンのメレンゲが好きでした。
オムレット・ノルヴェジエンヌはかなり美味しいですよね。
それと、もうひとつのおすすめは、パヴロヴァはフレンチで、そのサクサク感と、盛り付けで綺麗にできます。