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砂糖に害があるって嘘?止められない習慣性が起こす怖い症状



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「砂糖は体に悪い」とよく聞きます。「害がある」と聞くと、家にある砂糖を全部捨てないといけないのかと思ったことはないでしょうか?

管理人も実はそんなことを疑問に思った時期がありました。

でも害があるから砂糖で死亡したとニュースでも聞きませんし、どこまでが「害」でどこまでなら食べても良いのかと疑問に思ってしまいます。

すごく太ってくることで、今まで買った洋服を着られなくなるなどの無駄な出費もでてきますが、肥満だけではなく、健康問題に発展してくると大きな問題です。

砂糖は甘くて、気分をリラックさせる食べ物ですので、ストレスを感じたりするときに、つい食べてしまいます。

つい食べてしまうのは、砂糖には強い習慣性があるということです。日常的に沢山摂取すれば、激太りするのは大きな問題です。しかしそれと同時に、内臓の問題もでているということがあります。

最後の章で、フランスの有名人でピエール・メネスさんが砂糖の過剰の摂取でNASHになった例もお伝えしたいと思います。

砂糖の害は本当なのか早速見てみましょう(^^♪

砂糖の害ってあるの?嘘?

まず、砂糖自体に害はありません。

しかし沢山摂ってしまい害がでています。砂糖がジュースなどの飲料水には沢山入っていることが、今は周知のこととなりました。

ところが、甘い飲み物だけではなく、スープや缶詰などにも色々な形で砂糖を入れていることで、結局沢山摂ってしまっていることに気がつきにくいということです。

砂糖の摂取が多くなると肥満や糖尿病などの原因になると、過去にも研究が公表されていました。

でもそんなことは「嘘なの?」と思ってしまうのは、30年以上も前から警告をしていた研究者の発表が「お蔵入り」されてきた経緯があったからなのですね。しかしそれも明るみになりました。

砂糖の害は特に、果物のように自然な形で食べる糖分ではなく、甘味料の形で食品に入っている糖分にあることと、その量の問題です。

砂糖がすでに含まれているものの代表は、飲み物のジュース類です。

 

要は量の問題です。

具体的な病気や症状は、

  • 肥満
  • 肥満で起こる腰痛や膝の痛み
  • 脂肪肝
  • 糖尿病
  • 虫歯や歯肉炎

などです。さらに

  • 口臭

になる要因であるとも言われています。糖尿病や脂肪肝だけでなく、鬱をも発症させている例もあります。

砂糖が引き起こすいろいろな例を見ていきましょう。

砂糖のカロリーと肥満の関係

まずは、砂糖の摂り過ぎを続けると、当たり前に太ってきます。肥満の所為で、膝や腰にきます。

砂糖はカロリーが高く、少しなら大丈夫と思っていても、気が付いた時には太っています。

一度太ってくると、体が重くなりどんどん運動をしなくなってきます。運動ができなくなって、あっという間に贅肉がついてきます。

砂糖が怖いのは、その甘さの誘惑で、疲れているときや、イライラしていても砂糖を摂ると収まります。

ところが、砂糖で一時的には幸福に感じたり、安心したりできるのですが、長く続かなくまた食べたくなります。

以下にいくつかのカロリーをまとめました。

 

角砂糖           : 5グラム、19キロカロリー どら焼き1個             :  100グラム、約280キロカロリー ショートケーキ 1個   :  100グラム、約340キロカロリー

 

どら焼きとショートケーキを比べると、ショートケーキには、バターや生クリームが入っていますので、その分どら焼きよりカロリーが高いです。

毎日、ケーキを食べなくても、紅茶やコーヒーに砂糖を入れると、角砂糖1粒で約20キロカロリーになってしまい、5杯飲むと、それだけで100キロカロリーになってしまいます。

膝の痛み

太りすぎが続くと、1年くらいで膝が痛くなってきます。

もし膝が痛くて悩んでいる場合は、体重を少なくすることで、痛みが軽減できる場合が多いと思います。

管理人も、体重が増えた時期には、階段を降りるのが大変になりました。その時は手すりにつかまりながら、一段ずつ下りていました。

かかりつけの医師から、体重を減らすように忠告を受けました。

   

腰の痛み

ぎっくり腰や慢性的な腰痛は肥満が原因になっている場合があります。

体が重くなると運動をしなくなりますし、一定以上太ると、飛ぶ跳ねるの運動をするのは難しくなります。

運動不足で、筋肉が落ちてくることで、背中や腰の筋肉が落ちていき、ぎっくり腰になる原因を作ってしまいます。

ぎっくり腰になると、また何日も会社を休まないといけなくなる場合もあります。

砂糖と脂肪肝の関係

砂糖はグルコースとフルクトースからなっています。別の言い方で

フルクトース (fructose)は果糖

グルコース(glucose)はブドウ糖

と言われています。

グルコースは体全体で代謝されるのですが、フルクトースは肝臓のみで代謝されるため、許容範囲を超え砂糖を摂ると、肝臓がパンクして処理しきれなくなり、脂肪肝になってしまいます。
脂肪肝とは、いろいろな原因により、肝臓に大量の脂肪が沈着した状態を言います。
コトバンクでは次のように言っています。
肝臓に大量の脂肪が沈着した状態。また、その肝臓。栄養過多・アルコール過剰摂取・肥満・糖尿病などが要因となって起こり、肝硬変へ移行することも多い。

脂肪肝になるのは、アルコールが原因と思いがちですが、砂糖も原因の一つです。

非アルコール性の脂肪肝のことを、「NASH」と言っています。脂肪肝はアルコールの飲み過ぎでなると思っていたのが、今では砂糖の過剰摂取でなることも証明されました。

最後の章で、このNASHを発病した人について触れます。

糖尿病

糖尿病は血糖値が高い状態が慢性的に続く病気で、現代病の一つとも言われます。とても怖い病気です。

糖尿病には「I型」と「II型」があって、主である「II型」は偏った食生活や運動不足でなってしまいます。 コトバンクでは次のように言っています。

 

膵臓から分泌されるインスリンが十分に作用せず、血糖値が高い状態が慢性的に続く病気。食生活や運動不足などの生活習慣が起因となる「2型糖尿病」が患者の大部分を占める。 引用先 コトバンク 糖尿病

 

脂肪肝になると、肝臓が上手く機能しなくなり、糖を取り込めなくなり糖尿病にもなってしまう確率が高いです。

また運動不足が重なることで、糖尿病になる可能性が大きいです。

厚生省によると糖尿病の患者数が、2011年から2014年に約46万人増え、約316万人となったと調査結果が出ています。

悪玉コレステロール

その他に砂糖の摂り過ぎは、悪玉コレステロールを増やしてしまう事で、動脈硬化の原因になります。

動脈硬化は血管を固くして、脳梗塞や心筋梗塞などの循環器系の病気の原因にもなるだけではなく、糖尿病との合併などの可能性もあります。

肌の乾燥や疲れ

その他に、肌の乾燥や疲れがでてくると確認されています。

お肌のお手入れをしているのに、肌が疲れていると感じれば、砂糖の摂り過ぎが原因ということも考えられます。

虫歯や歯肉炎

三度の食事の後にきちんと歯磨きをしても、間食でおやつや、ジュースを飲んで歯磨きをしないことで虫歯をつくる可能性があります。

砂糖は口の中に残りますので、食事の後は歯磨きをするのに、ジュースを飲んだ後に歯磨きをしないことはないでしょうか。

テレビを見ながらソファーにすわり、ポテトチップスを食べてコーラを飲むという状態が続いて、10歳の子供の乳歯が全部虫歯になり、乳歯を丸ごと抜かないといけないなどの事も起こっています。

大人でも、ベッドの横にジュースやコーラを置いて、朝に起きてそのまま飲むなどで、大人の場合でも同様な被害が出ています。

 

口臭

砂糖と口臭の関係もなかなか想像しにくいですが、砂糖の消費が多くなると、口臭がするようになる危険性があると指摘されています。

歯や歯ぐきを綺麗に磨いても、口の中に残った食べかすと【嫌気性菌(けんきせいきん)anaerobic bacteria】と呼ばれる菌の働きで臭気成分(臭気ガス)を発生させます。

砂糖を沢山食べている人全てが、口臭で悩んでいるという訳ではないでしょうが、口臭で悩んでいる場合は、その可能性も考えるのがいいのではないでしょうか。

以上、太ることが原因でなる痛みや病気をみてきましたが、砂糖が起こす危険性は精神的なものもあると指摘されています。

砂糖の害で、「鬱」の兆候も実際のレポートで発表されています。

レポートでは、白米や白い小麦粉などの「GI値の高い食品」と気分の落ち込みには、相関関係があると言っています。

GI値とは「グリセミック指数」と言って、炭水化物が分解されて糖に変わるまでのスピードを表す数値のことです。コトバンクでは次のように説明されています。

 

《glycemic index》血糖値の上昇率を表す指標。ぶどう糖を摂った後の血糖値上昇率を100として示す。グリセミックインデックス。グリセミック指数。 引用先 : コトバンク GI値

 

この鬱との関係を指摘したレポートは2015年に発表されました。(フランスの新聞「ル・ポワン」の「鬱: 砂糖の精製小麦粉が要因か」)

食品の中には、このGIの数値が高いものや低いものがあり、砂糖のような甘い物はGI値がとても高いので、甘いお菓子はまさに、GIが高い食品です。

甘いものを沢山食べ続けると、鬱になる可能性があるとレポートでは指摘していました。


気がつかないで摂取している砂糖

砂糖の害である症状や病気を見てきました。

砂糖の摂取量が多くなると、砂糖を摂りたいと思う、強い習慣性が出てくると指摘されています。

砂糖を摂ることで満腹感もあり気持ちも落ち着きますが、習慣性があるのでまたすぐ欲しくなり、食べてしまうという悪循環になりやすいです。

ジュースやソーダには砂糖が入っているのは意識がありますが、スープ、ケチャップ、マヨネーズやコーンフレークにも砂糖(甘味料)が入っている物が少なくありません。

塩味の製品のポテトチップスなどにも砂糖が使われています。

知らず知らずに、砂糖の味に舌が慣れてくるのが怖いです。一つ一つにはごく少量しか入っていなくても、トータルで結局沢山摂っているかもしれません!気をつけたいものですね。

 

コーラなど炭酸飲料1本 : 100キロカロリー 缶コーヒー1本       :  40キロカロリー

 

厚生労働省の指針では、砂糖の1日の摂取量がティースプーンで8杯までが望ましいと言っています。

また世界保健機関では6杯までと言っています。

 【ジュネーブ=原克彦】世界保健機関(WHO)は4日、肥満や虫歯を予防するために、砂糖などの糖類を一日に摂取するカロリーの5%未満に抑えるべきだとする新指針を発表した。平均的な成人で25グラム(ティースプーン6杯分)程度。従来は10%までと推奨していたが、各種の研究結果から基準を引き下げた。 引用先 日経新聞 1日の糖類は小さじ6杯分まで WHOが新指針

スプーン1杯で約20キロカロリーですので、コーラ1本と缶コーヒー1本ですでに、ほぼ1日の摂取量となっています。

その他にビタミンを摂るのに果物などを食べると、果物にも糖分がありますので、コーラ1本でも、糖分の摂取オーバーになってしまい、脂肪肝になるリスクが高くなっていきます。

ピエール・メネスの告白の影響

砂糖の害は「噓?」とう思いがあるのは、本当はどうなのというところがはっきりしないことです。

それが、2016年の12月にピエール・メネスさんという、サッカーの評論家ジャーナリストが砂糖の摂り過ぎでNASH(非アルコール性脂肪肝炎)になり、肝臓と腎臓移植で命拾いをしたことがニュースになりました。

脂肪肝はアルコールの飲みすぎでなると思っている方も多いです。ところが、このNASHは非アルコール性の脂肪肝炎です。砂糖の摂りすぎで脂肪肝炎になるという認識がメネスさんが証明することになりました。

ここまで有名人が、生死をさまよい、砂糖の害を病院を通して発言したことで、噓と疑う人もいなくなり、今まで医者が警告してきたことが本当だったと、信憑性が出たのです。

メネスさんはアルコールを飲まない人なので、甘い食べ物やソーダなどの摂取でNASHになったということが世間に伝わりました。

人工移植を受ける前には、歩くこともできず、また夜も眠れない状態が続いていたということです。

NASHの怖いところは、腎臓も肝臓も沈黙の臓器と言われていますので、病気になっていることがわからず、急に体調不良になり、集中治療に入ったということでした。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

砂糖の害についてまとめましたが、砂糖の摂り過ぎで害がでてくるというのは嘘ではなく本当ということですね。

何か体調がスッキリしないと思っていたけど、「砂糖の摂り過ぎでそんな風になっているの」ということもあるのかもしれませんね。

この砂糖の害を提起した人の一人に、アメリカのロバート・ラスティング医師(Robert H Lustig MD)がいます。2011年4月13日の、ニューヨークタイムスに「砂糖は毒」で掲載されました。

今までであれば、このような発表ももみ消されてきたのが、あまりにも肥満になる人が多く、社会問題になってきたことで、もみ消しができなくなってきたところに、有名人が「被害者」と告白することで、噓ではないことがわかりました。

砂糖の過剰摂取は肥満や脂肪肝の危険性だけではなく、メンタル面にも影響を与え、鬱にさせるというレポートもありますので、本当に気をつけないといけないと思います。

砂糖は、ヨーグルトにもコーヒーにも入れないと決めると、できるようになりますし、なるべく自炊をして、甘い物を食べない、飲まないようにしたいです。

自分の健康のためですので、ここは頑張りたいものですね。

ご参考になれば幸いです。

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