管理人の母は、父が他界して以降、アパートで1人暮らしをしています。
それからというもの、「あと2,3年したら施設に入る」と毎年のように言っていましたが、気がつくと、もう5年が経ってしまいました。
そんな中、親の体調が急変して、対応を変えないといけない場合がありました。
だた急な対応といっても、勤務を続けながらの介護はかなり難しいと感じます。
遠距離介護の場合でも、親の元に駆け付けるのは年に何回かはできますが、急な駆けつけは毎回はできないですし、お金もかかってしまいます。
親も歳をとってきますが、自分自身の体も疲れてきますので、介護離職をなるべくしないで済むように徐々に色々なサービスを利用していきたいと思います。
参考にしていただける点があれば幸いです(^^♪
介護離職をしないための対策と現状把握
普段は、親の介護を淡々とやっているつもりでも、段々とストレスが溜まってくるものですね。
相談できる介護サービス先を探す

疲労困憊で、自暴自棄になり、離職するのは危険です。
介護休暇申請をして、介護に集中するのも手段です。
その他に、介護休暇の他にも介護保険のサービスの内容を少しずつ調べていきましょう。
- 要介護認定の申請の仕方
- どんなサービスがあるのか
- 家にどんな人が来てくれるのか
- 週に何時間、どの時間帯でサービスをしてもらえるのか
相談は、市町村の介護保険課や地域包括センターなどで、職員の方に問い合わせをすれば、より良いサービスの内容を知る事ができます。
最初は慣れずに分からないのですが、私は段々と各種サービスを利用できるようになっていきました。
いつもは自分自身で全部しないといけないと思ってしまうことがあると思いますが、離職をすると損で、あとで自分が困ります。
「すべて自分でやろうと」と考えがちですが、余裕をもってやっていけないと、自分自身が疲れて、余裕がない事を親が感じます。
相談先で介護離職を避けるためのアドバイスを行っている団体もあります。
自分自身でやらないことで最初は、後ろめたさも感じてしまいますが、思い切ってサービスに頼るように進めていくのが良いとおもいます。
市町村と民間の見守りサービス
【市町村の緊急電話通報システム】
市町村では、高齢者のお宅に、〚緊急電話通報システム〛といって、家の壁にスピーカーを設置して、お年寄りがボタン一つで救急呼び出しができるサービスを行ってくれます。
緊急のときは慌てて、頭がしっかりしている人でも急な反応はとれない時があります。お年寄りは尚更です。
この通報システムのスピーカーなら、ボタンを押せば、消防署に連絡がつきます。緊急に救急車がきてくれるものです。
装置を壁に取り付けるのとは別に、首からペンダントもかけれるようになっています。
包丁を使っていて、指を切ったとかがあると、首から通報のペンダントを下げているとそのままブザーを押せるようになって、駆け付けてもらえます。
市町村によって行っている場合とそうでない場合があるということですので(母の居住先ではこのサービスがあります)。
申し込みは市町村の「介護課」か、「市民課」で問い合わせを。
【民間の認知防止押しボタンシステム】
その他には、民間の会社で行っている、認知症防止のボタン押し確認サービスがあります。
お年寄りは、いろいろできることがすくなくなり、スマホなどはきまったことしかできないことが多いです。
認知になるべくならないように、お年寄りが朝起きた時、お薬を服用時、食事を取った時といったタイミングでボタンを押していくシステムです。
毎日の日常の決まり事として押していくことで、脳の活性化にもなり、子供の方は、パソコンやスマフォで、親のボタンの操作をしれる機能になっているシステムです。
申し込み先はこちら↓です。
家で親のそばにいるほどの安心感はないですが、ボタンを押しているのがわかり、やっていると思えることで安心できます。
施設の情報収集をする
「何かあったら」施設へと考えていても、イザの時にはすぐ施設は見つかりませんので、施設へ入所することも考えておいた方が良いと思います。
親が動けるあいだは自分が駆け付けれますが、駆け付けが頻繁になれば、もうどうするか決断しないといけないです。
いま老人ホームはいろいろな種類があります。
- 料金
- 部屋の中に浴室ありなし
- 入居者数
- 介護度数の制限あり、なし
- 食事代は食べない分は払わなくてもいいか
- 家族は部屋に泊まれるか
- ラジオ体操や半日観光など、催し物が行われるか
などで施設選びをしていくと思いますが、急に入所しないといけなくなると、特に費用が大変になる場合もあると思います。
いつかどうせ入所をさせないといけないなら、慌てないように下調べが大事だと思いました。
私の親(母)の介護で体もですが、精神的にどんどんとエネルギーをとられると感じます。
親の方はどんどんできることが少なくなり、親は子供化していくと感じますし、ずっと笑顔で介護を続けるというのが辛いときがあります。
仕事をしていて、「ああ辞めたい」と思うときは、
- 親の痴呆症が進んできて、目が離せないと段々と感じてくるとき
- 親が病院から退院して家では介護をできないので、施設を探さないといけないが勤務しなら探す時間がない
- 長時間病院に付き添いしないといけない時
などではないでしょうか?
体が二つあれば別ですが、
- 会議があって抜け出せない
- 子供のいろいろな問題がでてきた
などが続くことで、親の介護に集中できない状況がつづき、段々と精神的に疲れて、追い詰められていきがちです。
ハプニングが1回や2回だけならいいのですが、それが常時だと気持ちも体も泥沼に入っていくように感じてきます。
職場の中でも、最初は親の介護をしている事に協力的な同僚に対しても、時間がながくなると、忙しさで頼れなくなるときがあるかもしれません。
最後には会社に対して迷惑をかけていると思って自分を責めて辛い思いをしていきがちです。
いつかどうせ入所をさせないといけないなら、慌てないように下調べが大事だと思いました。
まとめ
親の介護の希望をいえばきりがありませんし、自分一人でできる介護は本当に限られていると痛感します。
自分自身でいろいろ勉強していくなか、少しづづ介護課の職員の方やケアマネジャーさんに問い合わせをしていき、少しでも楽にしていく方法をみつけないと安心できません。
何年もあちこちに足を運びましたが、体も大変ですが、メンタルも同じくらい大変だと痛感して、私は特にケアマネジャーさんにいろいろ相談をしました。
今から思うと最初は自分自身で情報弱者だったことがわかりました。
- 介護休暇や介護休業
- 見守りサービスの緊急呼び出しシステム
- 認知防止押しボタンシステム
など、居住している各地域で受けられるサービス、または民間の会社のネットシステムなどに申し込み、心配を少しでも少なくして、介護離職をしないようにしていければいいですね。
私は、遠距離介護をし、入居先を探しました。 その間、市役所の通報システムを申し込み、回線の問題でできませんでした。 少しでも楽になる方法を見付けていければと思います。