母の遠距離介護を始めて7年になり、この度母が老人ホームへ入居することになりました。
親がホームへ入居するには、子供の側からすれば色々な思いが心の中で錯綜します。
入れていいものか、もっと自宅にいた方がいいのかと。
しかし、最終的には一緒に住むことはできないし、遠距離介護にも限界があり、自宅に一人で住んでいれば、お風呂の事故はどうしてもつきまといます。
でれば、やはり入ってもらうのが良いと思い、それでケアマネさんに紹介してもらい、ご縁があって、母も入居できました。
そこで、この記事では、管理人の母が老人ホームへ入居するにあたっての入居費用をお伝えします。
老人ホームの入居費用
老人ホームといっても種類が沢山あり、ホームの種類で値段が違います。
母が入居した介護付き有料老人ホームの費用は月額約で約10万円です。
実際に老人ホームの種類には、 公的な介護保険施設で、 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) 介護老人保健施設(老健)
とか、
民間の介護施設で、 介護付き有料老人ホーム サービス付き高齢者住宅(サ高住)
などがあります。
値段の面では、公的な介護施設の特別養護老人ホームは低額です。
しかし、母は民間の介護施設にお世話になることになりました。
介護付き有料老人ホームです。
高額なイメージがありますが、経営母体の考えですごく安くおさえる経営をされています。
介護付き有料老人ホームの入居費用

まず気になる値段ですが、母が入居した介護付き有料老人ホーム。
費用はもろもろで、月額約で約10万円です。
ホームにより、大きな違いがでるのは、やはり入居一時金です。平均的な介護付き有料老人ホームの入居費用は何百円かかるホームもあります。
この一時金以外では、月額をはらっていけばいいのです。
首都圏だと最低月額28万円くらい~、ないしは100万円くらいが相場だと思います。
この度ケアマネさんから安い施設のお話をいただき、
月額で約10万円のところをご紹介してもらえました。
この金額だと、公的な介護施設の特別養護老人ホームと同じくらいの値段です。
特別養護老人ホームは安いのですが、個室か6人部屋か、個室にするかで値段が違い、個室だと体大10万円になります。
ですので、民間施設でも「特老」と同じくらいの値段で経営している老人ホームがあるということです。
払う側からすれば、入所一時金が0であれば、毎月の家賃や管理費だけを考えれば良いことになります。
明細で~す。
介護付き有料老人ホームの月額料金明細
首都圏と違い、地方はかなり安いです。
母が入居した北海道の施設では、
家賃 29000円
管理費 15000円
リネン使用費 2000円
冬季暖房量 5000円
3食食事 22000円
お茶代 350円
洗濯代 350円
特定施設生活介護1 18000円
合計で約94000円となっています。
その他に、毎月の医療としての診察代、薬代があります。その他に散髪代など個人で違いがあります。
北海道は、東京と違って、冬季の暖房料金がかかる施設が多いですし、温暖な地域では冷房費の名目でなく、光熱費で請求されることになるのではないでしょうか。
管理人の母は、亡くなった父の遺族年金を入れて、年金金額が月額約7万円です。
ですのでその差額は、いままでの貯金で払っています。
ないしは、もし貯金もないとなると、生活保護でカバーされることになります。
生活保護者の施設の環境
親に貯金があれば、なにも言うことはありません。通帳に莫大な金額があれば、子供のほうも援助をしなくても大丈夫です。
しかし、何年分かの入居できるだけの貯金がない方も、もちろんいるわけですから。
ですので、毎月の年金で足りない部分があれば、どのようになるのか、入居する施設に問い合わせすることは大事です。
毎月贅沢三昧をしなくても、こまごまとかかるものがあります。
母の施設では、シャンプーや石鹸、洗濯洗剤などは、スーパーから買います。
それを毎月、書き込んで施設の担当の方が注文して、デリバリーをしてくれます。
医療費にしても、その月により、なにか検査がかさなれば医療費がかさみます。
ですので、予定していた費用より大きくて子供側でも援助ができない場合は、どうすることができるのか、あらかじめ施設に問い合わせをして入居するようにすれば良いと思います。
各施設で方針が違いますので、相談してみましょう(^^♪
まとめ
親の入居をするとなれば、最初は決心も必要です。
経済的なこともありますし、親を施設に入れることで心配ばかりだと思います。
また施設にもいろいろなタイプがありますし、経営者の考えは随分と違っています。
入居してみて、スタッフの方々の優しさは、料金でははかれないところがあります。
なんども足を運んでみてみる、またはケアマネさんにお願いして、いいと施設を紹介してもいただけると、本当に安心して入居してもらえると思います。
大都市の施設の値段も様々でしょうが、この際、地方へ行くというのもチョイスとして考慮にいれるのも良いと思います。