マンステールチーズは、ウオッシュタイプのフランスチーズです。
その香りというのか、とてもきつい臭いが特徴としてありますが、その他にも色も鮮やかで人目を引きます。
そんな個性的なチーズとして知られていますが、フランスの東部の地元のヴォージュ山脈地方とアルザス地方では伝統的なチーズで、根強いファンがいるチーズなのです。
このマンステールチーズは、食事の後のチーズを食べる時に、パンと食べてもともて合います。しかし、このチーズはグラタンにするアレンジの仕方があります。
地元、アルザス地方やヴォージュ山脈地方ではこのグラタンはとてもポピュラーです。
そこでこの記事では、マンステールチーズの食べ方、またグラタンのアレンジをご紹介します。
では早速見てみましょう(^^♪
マンステールチーズの特徴
マンステールチーズはウオッシュタイプのチーズで、色が黄色~オレンジ色です。
といっても買った時点でまだ若ければ、色も白に近いです。それから黄色からオレンジ色になっていきます。
他にもウオッシュタイプがありますが、このマンステールチーズは特に粘りが強いです。
マンステールチーズの食べ方としてクミンシードと一緒に食べるのが一番ポピュラーです。
実際に、熟成したマンステールチーズは臭いもキツイです。フランスでは「足の臭い」がするとも言われています。
臭い消しにクミンシードを一緒に食べるという分けではなく、この組み合わせは実によくできていて、相乗効果で美味しくなります(^^♪
マンステールチーズの食べ方
クミンシードと合わせる以外には、グラタンにも多く使われます。
グラタンのアレンジの仕方を見てみましょう(^^♪
シュペッツレのグラタン
シュペッツレは、ドイツやハンガリーまたはフランス東部のアルザス地方やヴォージュ山脈地方でよく食べるパスタです。
東側でよく食べるパスタですが、普通のスパゲッティでも代用可です(^^♪
パスタがシュペッツレを茹で、別に玉ねぎとベーコンを炒め、生クリームでからめて、グラタン皿に盛り付け、その上にマンステールチーズを載せて、オーブンで焼きます。
フランス語では、グラタン・ドゥ・シュペッツレ・オ・マンステールと言います。
マンステールはスライスしてそのまま食べると凄く臭いがきついのですが、このグラタンにすると臭いがほとんどしません。
出来上がりを見ると、マンステールのオレンジ色がみえますので、ウオッシュタイプのチーズかなと思うくらいです。
そのくらいグラタンにすることで、臭いが飛びます。味も生クリームと混ぜることで、とてもマイルドになります。
また、グラタンですので、冬にはとても合った食べ物で、熱々です(^^♪
フォークでパスタを取ってから、そのまま口に入れると火傷は間違いないくらいです。
ですので、ゆっくりと食べましょう(^^♪
少し寒くなった秋から冬の間などには、ピッタリの料理です。
いもグラタン
先ほどシュペッツレのグラタンをご紹介しましたが、いもグラタンの方がよりポピュラーです。
名前は、グラタン・オ・マンステールです。
先ほどのシュペッツレのグラタンでは、シュペッツレの名前が出てきました、マンステールチーズを使ったグラタンでは、いもを素材に使うのが最もポピュラーです。
ですので、「いもグラタン」と言わなくてもわかっていると考えがあります。
作り方はほとんど一緒で、シュペッツレを茹でる変わりに、いもを茹で、玉ねぎと、ベーコンを炒め、生クリームを絡めてマンステールとオーブンで焼きます。
パスタグラタンといもグラタン、どちらも美味しいです(^^♪
生乳のマンステール
マンステールチーズは、牛乳から作るチーズで、牛乳を高温で熱処理する方法と、熱処理をしていない生乳で作る方法があります。
バターもそうですが、生乳のチーズは風味があります。
これらの二つのマンステールは、「Cru 生」と書いてあり、高温熱処理をしていません。
その分風味がよいです。
バターもそうですが、「生」と書いてあるチーズはバターは、良い環境で育った牛の生乳で作り、熱処理をしていないと、バターやチーズは風味があります。
生乳タイプのマンステールチーズであれば、そのままグラタンにしないで、ワインと一緒に飲むのがおすすめです。
合わせるワインは、やはりゲヴェルツトラミネールが王道と言えましょう。このワインはアルザス地方で人気の白ワインです。フルーティーです(^^♪
いもグラタンのレシピですが、じゃがいもとマンステールチーズの割合は、 ジャガイモが1キロに対して、マンステールチーズが300グラムです。
【このマンステールチーズは200グラム↓】
上で写真を載せているマンステールチーズで、220グラムから260グラムです。
この楽天から出ているチーズで200グラムですので、グラタンには、じゃがいもを800グラム、玉ねぎを1個、ベーコンを70グラム、生クリーム1パック位で作るとちょうどいいくらいです。
香辛料に、ナツメグを少しいれると、香りがたって美味しいです。
まとめ
いかがでしょうか、シュペッツレのグラタンといもグラタンをご紹介しました。
マンステールチーズは香りがきついので、好き嫌いがあるチーズです。好きな方には、美味しいクミンシードと、ゲヴェルツトラミネールがあれば、至極の至りですね(^^♪
ちょっと苦手な方には、グラタンにすると、香りも気にならなくなり、しかしマンステールの味を感じられる、おしゃれな料理です。
アルザス地方やボージュ山脈地方では、マンステールは日常よく食べるチーズで、そんななかでグラタンは、地方色のある伝統的な料理です。
冬のチーズとしても、鍋料理のように同じ鍋を囲まずとも、冬のなごやかさがでる料理です。
ぜひ楽しんでいただけたらと思います(^^♪