粉瘤(ふんりゅう)は気が付かない間に大きくなり、いつしか取り除かないといけない大きさになることがあります。
実は管理人の母も、目の横に粉瘤ができてしまい、目の視界が悪くなるまで大きくなってしまいました。
この粉瘤は年齢が上がっていくと、出来やすくなるということを、この度手術をしてくれた医師から聞くことができました。
良性と悪性の二つがありますが、場所を問わずある時に出来てしまうものです。
そこでこの記事では、管理人の高齢の母の目の横に、粉瘤ができるまでの経緯と、粉瘤の手術についての痛みをお伝えしたいと思います。
では早速みてみましょう(^^♪
粉瘤ができて~手術までの経緯
粉瘤は体のいたるところ出来てしまいます。油分が多い背中に出来ることが多いですが、肌が乾燥しているお年寄りの顔にでも、出来てしまいます。
粉瘤とはどんなものか
背中は誰でも大体油っぽいですので、粉瘤も出来やすいです。なんとなく、ぽつぽつと黒っぽいものが出来ていることがありますが、直径も1ミリもないくらいのがあります。
しかしもっと大きくなっていて、しかも、顔にもできてしまうものです。それに年齢がいったお年寄りも、逆に新陳代謝が悪くなり、粉瘤ができてしまうということです。
母の手術前の目の横にできていた粉瘤の状態です。直系3ミリくらいですが、視界を邪魔するくらいの大きさです。
粉瘤とは皮膚の良性の腫瘍(しゅよう)で、中のものは、脂肪や脂肪酸、またコレステロールなどです。
アテロームとも。皮膚の良性腫瘍(しゅよう)。エンドウ豆大から鶏卵大の半球状に隆起した弾力性のあるやわらかい嚢腫。内容は脂肪,脂肪酸,コレステロールなど。顔面,頭部,背,陰嚢などに生じ,男子に多い。徐々に発育し,しばしば感染を起こして発赤し,疼痛(とうつう)を起こす。治療には嚢腫の壁を含めて全部摘出する。 引用先 コトバンク 粉瘤
人によってはできない人もいますが、年齢のいったお年寄りでもできてしまうことがあります。
お年寄りになると、油っぽいものを食べるのが少なくなりますが、新陳代謝が落ちていきますので、逆にできやすいそうです。
粉瘤がおおきくなるまでの期間
管理人の母は90歳前ですが、最初は小さくて気に留めていなかったのが、みるみるうちに大きくなり、痛くはないのですが、視界に入り、気になるようになってしまいました。
大きくなるまでの期間は、大体1年から1年半でした。
お年寄りになって、バランスの良い物を食べていても、またこまめに洗顔をし、肌のお手入れをしていてもなってしまうものです。
手術となると大げさですし、そのままにしておこうとも考えましたが、1年半くらいで、目の横のたんこぶのように感じることになりました。
なぜ大きくなるまでほっておいたのか
管理人の母は、現在有料老人ホームへ入居しています。母には1年以上会わないでいたのです。その間に、粉瘤ができて大きくなりました。
結局このような命にかかわらないことは、施設でも優先順位が低いようで、みな気にしていませんし、母には姉妹がいますが、「お年寄りだから、老人斑点なのでは」といったように解釈されていたようです。
そこは、娘や、息子だから、親の顔が可笑しいと気づくことがあると思いました。
結局手術を受けて、取り除いてもらえて母は喜んでいました。
手術の費用と術後の経過
手術の費用も安かったのです。
母は後期高齢者医療保険の1割負担者です。お支払い金額は410円でした。
最初は、最低1万円にはなるのではないかと思っていましたが、1割負担ですので、費用も安かったのです。
お金のことを考えて躊躇している方もいらっしゃるのではないかと思いますが、気になる場合は、皮膚科の先生に相談して、手術費用の見積もりを聞くと良いと思います。
手術は何科?
検査を受けたのは皮膚科です。検査時に、まずは良性かどうかも見てもらい、取り除くことができるかを診断してもらいました。
良性か、悪性化については、良性でした。またこのくらいなら手術は5分もかからないということで、診療後に直ぐに手術をしてもらうことになりました。
麻酔もかけずに、手術は本当に5分くらいでした。
取り除いた中の粉瘤です。直系が2ミリくらいのものでした。
手術後の目の横の状態です。
5ミリくらいの傷跡がありました。そこにガーゼを載せて、1週間の間、薬を朝晩2回塗りました。
術後の経過
手術後5日後には、傷跡もなくなりました。
手術前はどのくらい痛いものなのかを考えて、手術に踏み切れませんでしたが、自手術は簡単で、5分もかからず、なぜもっと早くやらなかったのかと、終わってから後悔したくらい、手術は簡単に終わったのでした。