「来た~!」と思ったら、急に「動けな~い!」となってしまうぎっくり腰です。
今、ぎっくり腰で仕事を休まないような状況ですか?? 大変ですよね。私も実はつい最近、またなってしまいました!
普段気を付けていてもなる時はなってしまう、それがぎっくり腰です。
仕事を休むとなるとどう会社にいう考えは慎重にです。
クビになるかと心配ですし、回復まで早ければ日数も3日でいいようですが、1週間とも言われています。
何日で治るかがわかれば、会社への連絡の仕方もあるというものです。
ぎっくり腰で仕事を休めない?クビになるか心配

ぎっくり腰で会社を休むときの連絡の仕方
会社へ連絡するときに、「腰痛で休みます」というのは気を遣いますね。
担当の上司が腰痛の経験者なら、わかってくれると思いますが、そうでないと腰痛ごときで会社を休むのは、不謹慎と思われるかもしれません。
ですが、とりあえず「なった!」と思ったら、安静にするのが良いです。
上司とは別に同僚に伝える時は携帯に電話をして「とんでもない痛みで会社に行けない」と伝えて、同僚がそのような経験がなければ、「家族の中でも、ぎっくり腰になった人いるでしょう?あれ辛いのよね。。。」と言うと、同僚は「ああ、そういえば」と言ってきます。
会社で孤立しないように、同僚の理解があると仕事に復帰した時に楽ですね。
電話で今週休みますという時でも、社内で理解をしてもらえるように心遣いが大事だと思います。
というのも、椎間板ヘルニアが原因で、悪化して手術をすることなどに発展することもありますし、痛みが続く場合は、検査をして原因を究明しましょう。
ぎっくり腰で会社を休む期間は?
ぎっくり腰の医学名称は「急性腰痛症」です。この急性腰痛症であれば、通常3日位で回復に向かうと言われています。
私もぎっくり腰の時は3日で治っていた時がほとんどです。
ぎっくり腰は、10人中8人がなってしまうくらい実際に多くの人がなっています。ドイツ語で「魔女の一撃」と言われているそうですが、フランスでも「世紀の病」と言われています。
回復する日数は、10人中8人がなっても、その約9割の人は3日位でよくなるというデータがでているという事です。
なってしまって3日位で回復してきますと、そのまま会社に復帰できる可能性が強いですね(^^♪
3日で治るとしても、まずは応急処置をどのようにするのかを見てみましょう。初日の対処には気を付けたいです!
ぎっくり腰になった時の応急処置と治療
ぎっくり腰になる時は、会社でなったり、自宅でなったり様々ですが、出来る事なら自宅へ戻り横になった方が良いです。
3日で治るといっても、初期にどう対処するかで早く痛みから解放されるのも事実ですね。
応急処置はまずは安静にする
このぎっくり腰、「ギクッ!」ときたら、だんだん動けなくなるかと思います。
なったらそのまま安静にすることです。もし会社や外にいれば、自宅に戻ってベッドで横になるのが良いですね。
また、事務机に座っている状態が一番腰を圧迫しますので、横になり体を伸ばしましょう。
患部が熱くなっていれば、冷やすと腰が楽になります。しかし冷やしすぎもよくありませんので、10分位で良いですよ。
初日に治療に行くこと
初日にどうするかで回復が早いか、どうかが決まってくるとも言われています。カイロプラクティックで整体か、鍼灸へ行くのがお薦めです。
管理人の場合は、通常は、初日に整体院に行って治療を受けると良くなり、スッキリして腰が真っ直ぐになり歩けるようになります。
翌日、そして翌々日となることで少しずつ動けるようになり、1週間くらいで普通の生活ができるようになりました。
ぎっくり腰ではない時の検査
症状が長引く場合の検査
ぎっくり腰であれば、翌日、翌々日とだんだんと痛みが取れてきます。しかし1週間しても痛みが取れずに「くの字」になって歩かないといけない状態であれば、ぎっくり腰だけではなく、「椎間板ヘルニア」が原因で痛みがでている可能性があります。
ぎっくり腰の痛みはどこからくる?
最初にお伝えしましたが、ぎっくり腰の医学名称は、「急性腰痛」です。急性というのは、何かの動作が原因で痛みがくるということです。
その動きが、鉛筆を取ることなどのちょっとの動きでもです。腰回りの筋肉が限界にきているところに、ほんの少しの動きで、疲れている腰回りの、筋肉や腱、靭帯などの炎症を起こす原因で痛みがでてくるということです。
ぎっくり腰の痛みについて、以下に立川病院の外科サイトの引用をします。
ぎっくり腰とは正式には腰椎捻挫や腰部筋筋膜炎のことを表し、腰部をひねったり腰部にある筋肉や筋膜に炎症が起こる事を言います。 《中略》 捻挫あるいは筋肉の炎症ですから、通常レントゲンでの異常はありません。また筋肉や筋膜の異常であり脊髄神経の異常は伴わないため、通常足のしびれや痛みも出ることはありません。 引用先 : 立川病院 腰痛ぎっくり腰について 整形外科医長市川先生
ぎっくり腰の痛みは、筋肉や靭帯や腱が疲弊後に炎症することできて、そう痛みが長く続かないと管理人の整体院の先生からも言われました。
ところが、痛みが椎間板ヘルニアが原因となっている場合があります。
椎間板ヘルニアとぎっくり腰は全くちがい、回復までの期間が3日と1ヶ月ほどで、雲泥の差です。
管理人はヘルニアにもなり、一月かかる時もありました。
痛みの原因が椎間板ヘルニアの場合
腰の痛みが、椎間板ヘルニアになっているわけではないでしょうが、椎間板ヘルニアが原因で、背骨の周りの神経を圧迫して痛みがきている可能性があります。
病院に診断に行って、先生から「今日はどうされましたか?」と聞かれ、診断を終えて、「では暫く様子を見ましょう」と言われるように、暫く様子をみる場合があります。
椎間板ヘルニアは、背骨を構成している椎間板が外に出て、本当にちょっとだけはみ出ても、神経を圧迫する場合があります。
椎間板がどの背骨の場所でどのように出てしまっているかは、検査をしないとわからないです。
- MRI
- CTスキャン
MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像):強力な電波を使って、体内にある水分に作用して断層を撮影する CT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影法):X線検査の立体版で、レントゲン照射した後にコンピュータで画像を作り出す ペースメーカーが埋め込まれている人は、MRIは磁場の高い環境に長時間いるため検査ができない場合があるので告知が必要となる。また、妊婦は放射能被爆の可能性があるCTスキャンの検査は避けたい。妊娠中であることを医師に伝えることが大切だ。 引用先 : カラーダ MRIとCTスキャンの違いは何?
どの検査をするかは、整形外科の先生が決められるでしょう。私は今回、スキャンの検査をして、椎間板ヘルニアになっていることが分かりました。
CTやMRIの予約がすぐ取れない可能性があります。混んでいると2週間も待つ場合がありますので、予約は早めに取りたいですね。
椎間板ヘルニアは、歳をとってくると段々となる人が多いと言われました。30代で5人に1人なのが、50代で3人に1人がなってしまうというように、段々と割合が多くなるということです。
椎間板ヘルニアのせいで、腱や靭帯に炎症も起こることがあるそうです。原因がどこなのかの見極めに時間がかかる可能性もあります。
椎間板ヘルニアからくる痛みについては、ピリピリしますので、ぎっくり腰と違うと感じると思います。
ぎっくり腰ではなくヘルニアの長引いた症状と経緯
ぎっくり腰にならないように気を付けていても、どうして3年に一度くらいはなってしまいます。
ぎっくり腰になったら、とりあえず初日に整体院へ行って施術を受けると、確かに良くなり、3日位ですごく楽になっていました。
ところが今年は同じ先生に施術をしてもらっても治りませんでした。椎間板ヘルニアだったからです。
今回の腰痛の症状は、
というような経緯で、朝すっきり起き上がれるまで4週間もかかりました。
【回復を遅らせることになった原因】
- 重いものは持たない
- 長時間歩かない
- 椅子に前かがみで座らない(会社で机仕事に座るポーズのこと)
- 女性の場合特に、重いショルダーバッグを持たない
- 腰痛ベルトをする
- 少しは毎日動いたり歩く
- ずっと寝たままでいない
- タクシーで移動する
- 腰痛ベルト(サポーター)をする
- 杖で移動する
【体を動かす方が良いという根拠】
今回整体院へ行って、痛くても、毎日2,3時間ごとに少し歩くのが良いという事を言われました。しかし以前は、「なるべく安静にして寝ているように」と言われていました。
エンドルフィン(endorphin)は、脳内で機能する神経伝達物質のひとつである。内在性オピオイドであり、モルヒネ同様の作用を示す。特に、脳内の「報酬系」に多く分布する。内在性鎮痛系にかかわり、また多幸感をもたらすと考えられている。そのため脳内麻薬と呼ばれることもある。引用先 : ウイキペディア エンドルフィン
この点は、先ほどのジェラール・キエルゼック医師が、動くほうが良いと言っている理由で説明していました。エンドルフィンという物質が出て、痛みもましになるという事です。
しかし、体を動かすのと、外出しての歩き過ぎは違うと思います。
腰が痛い間は背中を真っ直ぐにして歩けません。腰が不安定な状態で外出すると、何か『ギクッ』となる時があります。
ですので、もし歩かないといけない時は、杖と、腰痛ベルト(サポーター)がお薦めです。
杖をついて歩くのは、恥ずかしいと思うかもしれませんが、転ぶよりはましです。
それと、腰痛ベルトは夜は外して寝ましょう。
腰のベルトはいろいろありますが、管理人は「トゥザンヌ」というフランスの会社のベルトを使っています。この会社は、フランスでも保険対象にしており、薬局で販売されています。ベルトの幅が24cmあって、しっかり腰を支えてくれます。
ぎっくり腰のまとめ
腰の痛み、突然やってきますよね。
なってしまってから「しまった!」と思いますが、そして、「痛い」と「何日仕事を休むの?」そして「クビ?」という思いが両方頭をよぎります。
明日にでも仕事をしに行きたいところですが、ただのぎっくり腰でない場合は長引く可能性があります。なった時は原因が何なのすぐにかわからない場合があります。
最初に無理をするとかえって仕事を休む期間が長引いて、会社に迷惑をかけることにもなります。
なってしまえば、
- 最初にアイスノンで冷やして(温湿布もありですね)
- 安静にして横になる
- 起きているときは腰痛ベルトをして
- 少し良くなれば毎日2,3時間毎に少し歩いたり、体を動かす
ただ動いた方が良いからと言って、歩き過ぎや重いものを持つのは良くありません。それと整体院や鍼灸院は普段からどこが良いのか調べておいた方が良いと思います。
電話をしてすぐ予約が取れるほど空いていると、行った方が良いのか考えた方が良いのかもしれません。腕が確かだと評判が良く患者数も多く、直ぐ予約が取れない場合が多いです。
以上ご参考になれば幸いです。
坐骨神経痛の痛みについては,本当に長引きます。
ぎっくり腰の予防については、こちらの記事をご参照下さい。
なると大変ですが、腰の強化で予防はできるようになります。