まとめ買いをして戸棚にしまっておいた切り干し大根があるとことを思い出して「さあ食べよう!」と取り出してみたら、「茶色に変色している!」と言う事があります。ショックですよね。
期限を見てみると、「まだ賞味期限が来ていないのに!」と思います。
そして、茶色に変色しているだけではなく、それが進んでどす黒くなったり、「カビ」がでていきている場合もありますね。
カビの生えた切り干し大根は食べても大丈夫なのかと気になります。
それに、どうして変色してしまうのでしょうか?
切り干し大根は、保存場所によっては、色の変化も臭いも違ってきます。食べてもいいものなのか、もし食べるとして調理するなら、切り干し大根特有の臭いは消すことができるのでしょうか。
では早速、調理の仕方も併せて見ていきましょう(^^♪
変色した切り干し大根
変色してしまった切り干し大根は、期限が来ていなければ、ほぼ食べても大丈夫です。
しかし、変色だけならいいのですが、カビている場合もあります。カビは食べると危険な場合があります。
切り干し大根の変色
切り干し大根はだいたい一月くらいで簡単に変色してしまいます。
しかし、色が茶色になってていても、軽く洗って調理すれば、食べても大丈夫です。
ところが、変色だけではなく、切り干し大根にカビがはえている場合があります。
カビた切り干し大根
ところが、茶色を通り越して、「うっすらと黒ずんでいる」という状態になっていれば「カビがはえている」状態です。
その場合は、諦めないといけないようです。
食べ物ですので、粗末にしたくないですが、食べると中毒になってしまう危険性があります。
洗って目に見えるカビは、取り除けても、繊維の中にはいったカビは危険だと、厚生労働省のホームページでは言っています。
一昔前まで、かびの生えた鏡餅を、水や お湯につけて柔らかくして、かびの生えた 部分を削って食べるなどが生活の知恵とし て伝えられてきました。しかし、眼でみえ るかびを取り除いても、食品の中にはかび の菌糸がびっしり生えていることがありま すし、かび毒が含まれているかどうかは見 た目ではまったくわかりません。また、か び毒は熱に強く、調理の過程で除かれた り、分解したりしないので、かびが生えた 食品を食べるのはやめましょう。 引用先 厚生労働省 食品中の有害物質その2
確かに以前は、お正月に鏡餅を食べる際にカビが生えていても、鏡餅を洗って、お雑煮を作っていました。
管理人も洗えば大丈夫と思っていました。お正月の行事でもありましたよね。
しかし、いろいろな事が科学的に解明されてきています。もったいないと思って食べて、あとで救急車で運ばれたりなど危険なことになったら大変です。
では、切り干し大根はなぜ、変色したり、かびたりするのでしょうか。
切り干し大根の変色の原因
変色の原因
変色してしまう理由ですが、切り干し大根は、切った大根を天火に干して作った乾燥野菜です。
しかし、天火に干したといっても、大根にはまだ水分も残っていますので完全乾燥という状態ではありません。
そして、なんと言っても切り干し大根は完全無菌密封の袋で売られているわけではありませんので、空気が袋のなかにある以上変色はしてしまうのですね。
変色してしまうまでの期間は、その商品にもよりますが、賞味期限の半年前でも大体茶色に変色しているのが殆どです。
(写真の切り干し大根は買って一月ほどでこの位茶色になっています。)
こんな輪切りになった干し大根もあります。
この丸型の輪切りの切り干し大根は、カリカリに乾燥していますので、茶色にはなりますが、カビが生えるのはないようです。
つまり乾燥度によるようです。
変色してしまう期間と保存場所
切り干し大根はどうしても、変色してしまいます! いろいろなメーカーの物を試しましたが、早ければ、一月ほどで変色してしまいます。
ただ、保管場所で、多少進み具合が違います。
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これら3箇所で試してみたのですが、結局どこに入れても変色しました。
ただ分かったのは、保存する部屋の湿度にもよりますが、温かい部屋だともっと変色が進みます。ですので、室温で保存するよりも、冷蔵庫の方が変色は遅かったのです。
冷凍庫でもよいのですが、色の変わり方は一緒でしたが味が落ちます。
それで冷蔵庫の野菜室などに入れるようにしています(^^♪
では、カビている切り干し大根は諦めて捨てるとして、茶色くなったの切り干し大根の調理方を見てみましょう。
臭いも上手く消せます(^^♪
切り干し大根の調理方法
臭い消しの方法①
〚変色しても食べられるか?〛については、先ほど触れましたが、賞味期限内なら食べられますが、変色していると臭いがあります。
ですので時間に余裕があれば、袋から出して天日干しにすれのが良いですよ。お薦めは、会社に行く前など、部屋の日光がさす場所にお皿やざるの上に、中の切り干し大根を取り出して置きます。
太陽の当たる場所に置いておくと、お皿を動かさない限り、大体3時間位は太陽が当たっています。
会社帰りの夕方位には、太陽の光を吸収した切り干し大根は、独特の臭みが抜けているのが分かります。
一緒に切ったニンジンも干しておくと、乾燥ニンジンができます。
7日くらいすると、この位乾燥します。
切り干し大根は、太陽にあてると匂いはとれ、さらにごま油で炒めるともっと臭いがとれます。
臭い消しの方法②
臭いを消す調理方法はと言うと、ごま油で炒めるのが良いです。
さあっと水で洗って軽く絞り、5~10分位水の入ったボールにひたします。
10分つけた戻し汁は捨てないでください。切り干し大根の大事な栄養素が入っていますので、戻し汁も調理に使います。
取り出した切り干し大根を軽く絞って、ごま油が入っている鍋で炒めます。そうすると臭いやえぐみがとれます。
切り干し大根を炒めた後に、シイタケも炒めて、戻し汁を入れて、切り干し大根と一緒に干したニンジンを入れます。
お好みで、あげや、こぶも入れると美味しいです。
切り干し大根の出来上がりです。
同じ切り干し大根でも、丸型は普通の細い切り干し大根より値段が高いですが、ジューシーです。
普通の切り干し大根なら、スーパーで一袋100円くらいですが、丸型の方が大きく、水分が多く、ジューシーです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
茶色く変色してしまった切り干し大根を食べてもいいのか迷うところですが、洗って調理すれば味には影響がありません。
ただ、カビてしまったものは食べると危険です。
変色しないように、切り干し大根の扱いは、
- 冷蔵庫の野菜室で保存する
- 天日に干して臭いを取る
- ごま油で炒める
- カビていれば食べない
というように気をつければ良いです。
切り干し大根は多少、臭いがありますが、野菜は天日干しすることで栄養価も上がり、また臭いも消えます。
管理人は、切り干し大根が好きでよく作ります。冷蔵庫にいつも入っている一品です。
切り干し大根の栄養についても併せてお読みください。