血糖値を下げるために、何か特別な食べ物があるのでは思いますが、栄養士の方にそのようなものはありません。
と言われて始めたのは母の【血糖値下げ作戦】でした。
血糖値を下げるには運動をしないといけないと言われますが、運動ができない82歳の母でも血糖値を下げることが出来ました。
最初は母も嫌々やっていましたが、効果を感じてきたら、やる気になってきていました。
やってみたら案外簡単でしたよ。
そんな食べ物と食べ方をご紹介します(^^♪
血糖値が上がる食べ物
この血糖値を下げる試みを始めた時の母の血糖値は270でした。
そして半年後には137まで下がったのです(^^♪
まずは病院の栄養士さんと面談をして指導をうけました。
その内容は、
- 食事とおやつの内容をチェックする
という事からでした(^^♪
栄養士さんとの面談で、母の朝食から晩御飯やおやつを含め、1日に食べている物を全て伝えました。
栄養士さんが、血糖値が高くなっている場合の特徴として、
- 食べ物が偏っている
- 炭水化物を沢山食べる習慣がついている
と、2点を指摘されました。
血糖値を上げてしまう食べ物とは、
- ご飯
- パン
- 麺類
- 穀類の野菜
などの炭水化物系を多く食べているからだど言うことでした。

母の食事とおやつをチェックして分かったことは、
- ご飯(お米)の量が食事の中の割合で大きい
- バランスが取れていない(野菜とたんぱく質が少ない)
といいうことだったのですが、
母が炭水化物を食べてしまう理由としては、
お米を食べないと〚食べた気にならない〛とか〚満腹感がない〛ということだったのです。
そんな理由でご飯の割合が食事の中で割合が多くなっていました。
当時は、おやつは大福餅でした。。。
具体的な食事の仕方
栄養士さんの指導で、炭水化物系を少なくすれば良いということが分かったは良いのですが、
- 食事の仕方
- 食べ方の順番
を変えていくのは結構大変でした。
食事内容は、
- ごはん
- おかず(魚や肉)
- 野菜(小鉢)は2個から3個
- 味噌汁
のような、基本的な和食が良いということを聞き、
油ものは止めました。
それでドレッシングは一切止めたのです。(^^♪
それで、献立をつくって、
- ご飯から食べない癖をつける
- 野菜から食べる
という点をまず心がけるように言われたのです。
しかし、血糖値が高くなっている方はご飯から食べるのですね。
高齢なので、一度に食べる量が少ないです。
そうるとご飯から食べると、ご飯をたべてお腹が一杯になり、 小鉢の野菜やおかずが食べられなくなるのですね。
この点が一番、食べ方を変える点で難しかったのです😢
空腹時の食べるもの
栄養士さんに言われた様に、バランスの良い食事をめざしました。
ひたすら、
- ごはん
- おかず(魚や肉)
- 野菜(小鉢)
- 味噌汁
を食べました。
それと並行して、おやつも見直すようにと注意を受けました。
血糖値が高い方の食べ方は、
お腹がすいたときに、お菓子を食べる事と、また食事の時に、炭水化物系をがっつり食べるという食生活になっているようです。
そしておやつにお菓子を食べてお腹が一杯になって食事のときに食べない。
この悪循環に陥っていました。
実際血糖値が高い時の母はそんな食べ方をしていました。
- 外から家に戻ってお腹が空いたときにお饅頭を食べたり
- いざ食事のときに野菜からゆっくりと食べられない
- 粗食にしようとして、ご飯とお味噌汁だけ食べる
というような食習慣でした。
野菜を食べないで、また粗食をすることが、ご飯とお味噌汁だけが良いと思っていたのです。
そんな食事で血糖値が下がるわけなかったのです。
ネコまんまは止める
糖尿値を改善するときに注意すべきは〚ねこまんま〛です。
ご飯とお味噌汁の事をねこまんまというのですが、高齢者の方は、粗食だと糖尿値を低くできると思いがちだと言われたたのです。
母には何度説明しても
〚ご飯とお味噌汁しか食べていないのに、なんで糖尿になるのか?〛
と何回も嘆いていました。
一番悪いパターンです。
野菜も食べない、炭水化物だけですから糖尿値が上がるのは当然だったのです。
お年寄りは、この点を理解しにくいようです。
野菜から食べて、ご飯も茶碗半分は最低食べる
バランスのとれた食事はややこしいことはありません。

つまり、
- ご飯、パン系
- お肉、魚、卵系、
- 野菜系
が3分の1づつになっていば良いのです。
また、高齢になってくると一度に食べられる食事の量が少なくなりますので、最初に〚ご飯〛を食べると他の野菜やお肉が食べられなくなります。
野菜は食物繊維が豊富です。食物繊維は糖の吸収を抑制してくれれて血糖値の上昇を抑えてくれるのです。
また、食物繊維はお腹の中で水分を吸って体積を増しますので、そのためにある程度満腹感が得られます。
またGI値と言う基準があります。
これは血糖値を上げる数値を表しています。
- 血糖値を上げやすい食品を高GI
- 血糖値を上げ難い食品を低GI
と言いますが、野菜は低GI値の食品が多いのです。

でも、
- サツマイモ
- ジャガイモ
- カボチャ
- 人参
などは、高GI野菜ですので、糖尿値が高い間は控えましょう。
同じ野菜でも、
- 根野菜
- レタス
- ピーマン
などが良いのです。(^^♪
慣れるまでGI値の低い食べ物から食べる習慣をつけるのは大変ですが、低GIの野菜を沢山、ご飯は半分という風にしていくと3か月くらいで母の血糖値は改善されました。
〚なんでも食べて良いです〛の噓
病院の先生には日頃お世話になっていますが、高齢者が診察に行って、糖尿値が改善されると
〚○○さん、数値が良くなりましたね。これならもう何でも食べて良いですよ〛
と母が先生に言われた時がありました。
そうすると母は、好きなものをまた食べ始めて、
130まで一度は改善された糖尿値がまた
270まで上がってしまいました。
このような医師の表現の仕方ですが、お年寄りには理解できないことだと思いました。〚先生が良いと言ったから、安心して。。。〛
病院の先生は、人生を楽しむのも大事ですからとは言います。
実際、年中楽しみのない食生活は生きている意味がないのかもしれません。
ですので、お年寄りに夢を与える言い方は大事なのですが、
血糖値を下げる食べ物の説明はなしで、
〚なんでも食べて大丈夫です〛という言い方はお年寄りには不適切だと何度か思いました。
始める時に、病院の診断で、〚糖尿病健康手帳〛という小さなメモ帳を渡されてます。これが母が受け取った糖尿病健康手帳でした。

血糖値や、ヘモグロビンA1cの数値を書きこむ欄があります。
先生や看護師さんが書き込んでくれます。最初は栄養士さんの指導があり、どんな食事をしないといけないか教えて貰えます。
最初わからなかった時は、血糖値が高い場合は、なにか特別な食事をしないといけないと思っていたのです!
ですが、そんなことはなく、バランスが取れている食事で結果はでました。(^^♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最初は訳がわからず大変でしたが、やってみると効果は出てきて、母の糖尿値は今は安定しています。
最初270を超えたときは、さすがに母も、
〚先生が食べていいと言ったから食べたのに〛と言っていましたが。
その後何度かその〚なんでも食べて大丈夫です〛は節度ある中で食べても大丈夫という意味ということは理解でき、現在は血糖値を下げる食べ物の考え方はやっと理解できたようです。
母は高齢者で膝も悪く、運動が出来ない人です。
しかし、血糖値を下げる作戦は、運動なしでできました(^^♪